Post-0136

聖剣部隊「……!」
猟犬女「狗ども動くな!あたしらはあくまで対人間部隊、神相手には太刀打ちできない」
聖剣部隊「……しかし」
猟犬女「牙はしまうな、しかし今噛みついても消されるだけだ。下手したら相手が強くなる」

聖騎士女「む……。<衝撃>で神は倒せるものか?下手に撃つと刺激する危険が」
剣士「近寄ると吸収される恐れ……やっかいですね」
術士「……。どうした、盗賊娘?僧侶を見ているのか?
盗賊娘「……金属。」
雌蜘蛛「雄蜘蛛ノ封印ヲ差シ出セ」
僧侶「……。すみません、みなさん。これは渡せない」
僧侶「……みなさんの命を勝手に使って申し訳ない。私がこれを持ってこなければ……」
(黄金郷の中に向けて聖印を大きく投げる)
雌蜘蛛「雄蜘蛛……!?」

盗賊娘「盗賊さん、フック!」
盗賊「もちろんだ、こっちも投げ返す!」
(盗賊娘と盗賊がお互い持っているフック付きロープを投げ合う)
盗賊「相手は浮ける!思いっきり『ぶつける』ぞ!触られるなよ!」
(盗賊と盗賊娘が間にロープを張りながら雌蜘蛛の横を駆け抜ける)
雌蜘蛛「……!愚カナ!」(手を伸ばそうとする)

魔法使い「なるほど!なら<加速>!お二人に」
戦士「あー、ロープ引っかけて投げ飛ばすのか。すげえ勢いで飛んでったな」
雌蜘蛛「……!シカシ、呪イハ遅イ!」
僧侶「<解呪:逆術>!呪いを解く奇跡は呪いを進められます」
雌蜘蛛「災イアレ!呪イアレ!貴様ラノ道行キニ死ト傷アラン事ヲ!アア、雄蜘蛛、会イタカッタ……」
術士「完全に、金の彫像になったな。悪趣味だが」

猟犬女「……さて。標的は消えて、邪神も消えた。これは任務失敗かね?」
聖剣部隊「……しかも、著名な聖騎士女さんに見られていますね」
猟犬女「名高き聖騎士女さんが、第三王子は自滅したって証言して貰えると助かるね」
聖騎士女「もちろんだ、聖剣部隊ナンバー2。今はシスターをしているのでは?」
猟犬女「……知られていたのか」
聖騎士女「我々は近い位置にいるからね。表舞台に立っているからと言って陰の英雄達を馬鹿はしない」
猟犬女「ご立派なこった」

#ズレよし
#ちょっとズレてるお人好しども

追って加筆修正し、以下まとめサイトに掲載します!
https://t.co/4qDFo5YkPa


元ポストはこちら


※収録に当たって多少手直ししているものがあります。

Post-0135

蛮族娘「銀の塊、勇者達、返せ!オレ、許さない、覚悟!」
騎士「すまん、先に少しだけ話させてくれ」
銀騎士「ありがたい。共に第三王子に仕えた者として、王子の悲願にご協力願いたい」
騎士「悲願、と?そのために彼らを踏みつけにしたのですかな?」
銀騎士「誉れなき者など、どうなっても構わない。我が主は王ではなく、神になられようとしている」
騎士「慈悲なき者が、王どころか神に?」
銀騎士「慈悲は支配者の美徳だが、必須ではなかろう。貴き人が尊き行いをしようとしているのだ、協力したまえ」
騎士「銀騎士殿。あなたが第三王子の元に配されたのは、最強の騎士たるあなたの行いを学ばせるためだったのでは?」
銀騎士「騎士道は仕える事。誰にも負けず、全てを達成してこその騎士」
騎士「あなたと私では意見が違う。私は癇癪を起こして女人に物を投げつける事を尊き行いとは思わない」
銀騎士「しかし第三王子にはそれをする権限がおありだ」
騎士「何をするかは責任だが、何をしないかは品性だ。品性のないものは尊いとは言わない」
銀騎士「騎士殿を立てて話を聞いていたが、主をけなされては看過できぬ。抜け」
騎士「すまないが、今私はあなたを騎士とは認めない。誉れある戦いではありません」
銀騎士「どちらにせよ私の方が強い。謝って許される段階はすぎましたぞ」
騎士「あなたのお相手は私ではなく蛮族娘殿だ。私は露払いにすぎぬ。しかし、目の曇ったあなたでは蛮族娘殿はおろか私にも勝てまい」
銀騎士「口ほどに剣が上手ければ見直してやろう」

蛮族娘「騎士!危ない!……鉄の塊、強い!」
蛮族娘「騎士、応援、受けられない。騎士、自分だけで、戦う、してる」
蛮族娘「オレ、腰抜け。勇者、前に、出る!」

騎士「駄目だ!力を溜めて、打ち込める一撃を待て!」
騎士「待つのも、勇者の戦いだ!」

蛮族娘「騎士!鉄の塊、強い!オレ、手伝う、したい!」
蛮族娘「オレ、手伝い、したい……。手伝う、させて……」

蛮族娘「……違う!オレ、が、戦う!泣く、しない!騎士、絶対、約束、守る!」
蛮族娘「オレ、待つ!一撃!だけ!」

銀騎士「確かに強い。王宮に勤めていただけはある」
騎士「いいえ、私一人ならもっと弱い。今は『蛮族娘殿と共に』戦っている。ゆえに負けません」
銀騎士「心の強さは、残念ながら、腕前には関係しない。覚悟」

騎士「そう、我々は最後は大上段から打ちのめす」
騎士「だから、最後は振り下ろし。それだけに集中すれば……」

銀騎士「剣を跳ね上げられた……!しかしそちらも体勢を崩している!追撃はできない!」
騎士「今だ蛮族娘!」

蛮族娘「勇者、全て、一撃、込める!」
蛮族娘「かーうぉーうー!」
銀騎士「ぐぁ!」

戦士「偉い、蛮族娘。最後の最後で力を抜いたな。抜かなければ胴体が真っ二つだ」
騎士「戦士も終わったのか。確かに信じられない威力だ。厚い銀鎧が半分にひしゃげている」

蛮族娘「かーうぉーうー!」
蛮族娘『偉大なる三つ目熊よ、ご照覧あれ!今オレは再び勇者に至りました!』
蛮族娘『崇高なる群狼よ、オレは今群れを飛び出した!称えよ勇者!オレは群狼と共に戦う!』
蛮族娘「うーららー!」

戦士「何言ってんのかわかんねえけど、なんか越えたな」
騎士「うむ。さあ、全てを片付けに第三王子を追おう」

#ズレよし
#ちょっとズレてるお人好しども

追って加筆修正し、以下まとめサイトに掲載します!
https://t.co/4qDFo5YkPa


元ポストはこちら


※収録に当たって多少手直ししているものがあります。

Post-0134

猟犬女「はッ、見つけたよ。醜い豚」
猟犬女「情報にあった銀鎧も大男も邪術士もいない……罠か?いや、王子を餌にする馬鹿はいない。」
猟犬女「神のご加護だね……。まあ、ここにいる奴らにはご加護を垂れる価値なんざないけどね」
猟犬女「焦らず順に潰しな!王子に戦闘能力はない!」
聖剣部隊「応!」

盗賊「あれシスターじゃないか……?」
僧侶「ああ……なんという事を……。傷ついたシスターを現場に引き戻す悪魔……いや、人ですね。あの人は常に正しく常に最悪だ」
盗賊「訳ありだな。信じていいかだけ教えてくれ」
僧侶「信じないでください。突然人を殺します、何のためらいもなく」

第三王子「まったく、余を放置して消えるとはなんと不敬な」
第三王子「そこなシスター。神殿に金を出してやる。仕えよ」
猟犬女「残念だね。神殿はもうあんたはいらないってさ」
猟犬女「ほら、ご自慢の部下達もどんどん制圧されていく。捕まる前に何したのかゲロしな」

戦士「おまたせー」
騎士「おや、シスター殿?」
蛮族娘「オレ、勇者、なった!」
魔法使い「ごめんなさい、間に合いました?」
盗賊「大丈夫、楽しいのはこれからだ」

聖騎士女「待たせたな、思ったより数が多かった」
盗賊娘「一瞬で片付けたから、全然遅れてないと思います……」
剣士「この程度なら修羅場とも言いませんね」
術士「別の意味で今から修羅場じゃねえかな……?」

第三王子「下がれ、貴様らは余に触れる権利はない」
騎士「王子、あなたを囲んでいるのは全員無法者です。あなたの権威は通じない」
第三王子「ほう、騎士。生きていたのか。何度か追っ手を放ったが」
騎士「それをうかがえただけでここに来た価値がありますな」

術士「おい、なんか飛んでくるぞ!?」
魔法使い「仰向けですよ!?飛んでるんじゃなく、浮いてる!危ない、凄い勢いで突っ込んでくる!みんな避けて!」

禁術使い「許シテオラヌ眠リニ入ッタト思エバコノ有様」
禁術使い「妾ノ邪魔ヲスルデナイ」
第三王子「!?……支配者!この通り贄も供物も用意した。早く余を支配者に加えてくれ」
禁術使い「足リヌ……ガ、加エテヤロウ。サァ手ニ触レロ」
第三王子「これで余も神に……」
禁術使い「違ウナ、神ノ一部ダ」
盗賊娘「一瞬で、姿が消えた!?いや、服と装飾品が落ちてる……」
聖騎士女「見るな、盗賊娘、蛮族娘!」
僧侶「姿が……顔のある蜘蛛……に……」
猟犬女「おい僧侶、アレはお前の聖印にいるんじゃないのか!?(唾を吐きながら)」
僧侶「違います。これは、雌の蜘蛛……」

雌蜘蛛「ハハハ、雄蜘蛛ガ封印サレナイ限リ解ケナイ封印。忌々シイ」
僧侶「!?私達が封じた事で……!?」
雌蜘蛛「愛シイ雄蜘蛛……封印サレタ雄蜘蛛モソコニイル。コノ距離ナラ贄モ供物モ少ナクテ良イ」
雌蜘蛛「先ニ余ッタ分ヲ妾ノ腹ニ入レルカ」

盗賊「触れたら一瞬だぞ、ちょっと分が悪すぎる……」

#ズレよし
#ちょっとズレてるお人好しども

追って加筆修正し、以下まとめサイトに掲載します!
https://t.co/4qDFo5YkPa


元ポストはこちら


※収録に当たって多少手直ししているものがあります。

Post-0133

闘士「!?なんだこの歌は?……よし、敵だな。楽しんでくるぜ」
銀騎士「む……。禁術使いがやられたという事か。おい兵士ども。王子をお連れして下がれ」
闘士「禁術使いにでかい魔法使わせずに倒す手練れか。久々に楽しめそうだ」
第三王子「手早く片付けろ。余はまだ黄金を手にしておらぬ」
銀騎士「無論です。お任せを」

闘士「なんだあれ?兵士どもが雄牛に突き上げられたみたいに吹き飛んでるぞ。ははーん、力自慢か」
闘士「そこの革鎧!なんでお前斧から歌が出てんだ?まあいい、ちょっと俺様に遊ばせろよ!」
蛮族娘「大男!オレ、仕返し、しに、来た!」
闘士「誰だお前……?」
蛮族娘「ー!愚!」
戦士「落ち着け蛮族娘。お前の相手はこっちじゃねえだろ、こいつは俺が貰うよ」
闘士「結構強そうだな。どれ味見させろよ」
戦士「味見じゃ終わらねえよ。腹がはち切れるまで相手してやる。泣いて土下座したところに唾吐いてやるぜ」
闘士「てめえにできるかな……!?」
戦士「できねえねえだろ。てめえみてえな性根の腐った野郎、どんなに幹が大きくても根の腐った木なんざ雑魚なんだよ」
闘士「雑魚ねぇ……?何で斧使ってるのか知らんが、馴染みの武器じゃねえだろ?何か武器貸してやろうか?」
戦士「斧で殴り倒すことに意味があるんだよ。どうせどの武器使っても俺が勝つ」
闘士「ほざけ。やって見せろよ。おらァ!」
戦士「後手でも勝てるんだよ!今の俺は早いからな!おらァ!」
闘士「後出しで跳ね上げられんのかよ!その体格で盗賊並みだな!?」
戦士「はは、今回はチーム戦だからな。悪いがボコボコにさせてもらうぜ。てめえの敗因は、蛮族娘を勇者と扱わなかった事だ」
闘士「蛮族娘?知らんな。殺した相手も逃がした相手も興味がねぇ」
戦士「じゃあ俺には興味があるんだな。お前を負かせた男の名は戦士。そしてお前が負けた理由は、蛮族娘を勇者と扱わなかった事だ」
闘士「下らねえ……。じゃあはじけねえ重さでブン殴ってやらァ!」

蛮族娘「戦士……!」
騎士「蛮族娘、こちらだ……!ああ、やはり、やはり銀騎士殿だったのか」
銀騎士「む、これは騎士殿。何年ぶりか。助かる、同じ第三王子に使えた仲、協力を仰げまいか?」
騎士「何にですか?この非道に?」
銀騎士「非道?尊き方が尊き行いをしただけ、今は話す時間がもったいない」
騎士「いえ、ゆっくりお話させていただきましょう」

闘士「なんなんだよ!?何なんだよ!?なんで俺様より力が強くて俺様より早いんだ!?」
戦士「てめえが雑魚だからだよ」
闘士「おらァ!全力の一撃あててやったぜェ!倒れろ」
戦士「ヌルいんだよ。全力の一撃ってのは、こうだ……」
闘士「がはッ、ふ、ふざけるな。俺様は強い奴をぶち殺したいだけで、戦って負けてぇ訳じゃねえ……」(倒れる)
戦士「勝ちしか求めない奴が強くなれるわけねえだろ。負けても這い上がる奴の方がよっぽど強えよ。だから、蛮族娘は今はてめえより弱いかもしんねーけど、いつかお前より強くなるぞ……って、聞こえてねぇな」

僧侶「圧勝ですね。やはり戦士さんは怒らせたくない」
盗賊「お前に言われるのもどうかと思うがな」

#ズレよし
#ちょっとズレてるお人好しども

追って加筆修正し、以下まとめサイトに掲載します!
https://t.co/4qDFo5YkPa


元ポストはこちら


※収録に当たって多少手直ししているものがあります。

Post-0132

銀騎士「さ、女は今手配しております。まず黄金郷をお楽しみ頂ければ」
第三王子「見せよ」
銀騎士「この湖の前にある碑文、これは古代の魔法語だそうです。この前で、今朝日が昇るこの時間に、煙の木を焚きます」
闘士「……!?地震だ、でけえ!」
第三王子「地震ごときが余を害せるわけもない」
銀騎士「仰るとおりです……そして、この通り、『黄金郷』が現れます」
闘士「おい、全部黄金だ。建物も木も人の像まで……!」
銀騎士「これだけの黄金があれば供物としても十分でしょう。お喜び頂けましたでしょうか」
第三王子「余が手に取るまで褒めるには値せぬ」
銀騎士「仰るとおりです。おい、兵士。金の像を1つもってこい」
兵士「は、はい。しばらくお待ちを」

兵士「あ、あれ?鳥が飛んできて……金の鳥になって落ちた!?何かおかしいです銀騎士様!」
銀騎士「ふむ……?」
第三王子「迷うな。早く献上せよ」
銀騎士「は、はい。兵士、いいから行け」
兵士「は、はい……。あ、足が!あ、ああ!つま先から金に……!誰か!誰か助けて!」
闘士「はぁー。そういう事か。いくらでも黄金が作れるな」
第三王子「踏み込んでから金になるまでに時間がある。踏み込んで、像を押し出し、金になれば良い」
銀騎士「お、王子?」
第三王子「蛮族にせよ兵士にせよ価値のない命。早く金を余の手に」
銀騎士「は、はい……」
闘士「先に言っとくが俺様はしないからな。王子様をお守りする高貴な仕事があるからよ」
銀騎士「へ、兵士ども。行け」
兵士達「……!?」
銀騎士「お前だ。行かなければ、ここで斬る」
兵士B「い、嫌です。死んだ方がましだ……!」
銀騎士「お前の家族は知っている。わかるな?『死んだ方がマシ』より酷い事が」
兵士B「うっ……うっ……せ、せめて家族に恩賞を……」
銀騎士「約束する。行ってくれ」
第三王子「遅い」

#ズレよし
#ちょっとズレてるお人好しども

追って加筆修正し、以下まとめサイトに掲載します!
https://t.co/4qDFo5YkPa


元ポストはこちら


※収録に当たって多少手直ししているものがあります。

Post-0129

禁術使い「あー、それやられると、じゃあまとめて吹き飛ばしてこい、ってなるよねぃ……」
禁術使い「あれー?今の歌、歌ってるのそのお姉さんじゃないのかねぃ?」
呪術女「あーらーうぁーうぇー」
禁術使い「おんなじ声だねぃ。何か企んでるねぃ?……まあいいや。ごきげんよう、さようなら」
禁術使い「<破城の鉄槌>!全てを統べる大いなる力よ我の願いに応じ鉄槌を以て眼前を薙ぎ払え!」
禁術使い「……あれ?詠唱成功しているのに発動しないねぃ?トチっても噛んでもいないのに?」
魔法使い「やりました!やはり詠唱に割り込む事で詠唱に余計な音が載る!なら詠唱は成功しない!」
禁術使い「なんか言ってるねぃ。うーん、もう一回。<破城の鉄槌>!全てを統べる大いなる力よ我の願いに応じ鉄槌を以て眼前を薙ぎ払え!」(凄い早口で)
魔法使い「皆さん距離を詰めて!乱戦になれば無差別魔法は使えません」
禁術使い「聞こえちゃったねぃ。乱戦で、使えない。ふふ。念のため詠唱破棄で行こうかねぃ。<破城の鉄槌>!ほら起動した。ちょっと溜めて一気に行くねぃ」
騎士「詰めろ!」
禁術使い「残念、『放て』!……って、起動しないねぃ。おい雑魚ども。詰めてあの坊主殴れ」
魔法使い「ふふ、起動宣言に音を乗せました。実質トチってますよね」
禁術使い「面倒くさいねぃ。まずそのべらべら喋ってるのから黙らそうねぃ。詠唱破棄なら打てる!<火球>!」
魔法使い「<対抗呪文>!な、仲間を巻き込んで撃とうとした!?」
禁術使い「名前も知らない奴は仲間じゃないねぃ」
魔法使い「久々に……かなり……人のことを嫌いになりました」
禁術使い「こっちは君の事わりと好きだねぃ」
魔法使い「もう……しゃべらないで……下さい。みなさん、ここは僕がやります!先に行って!」

盗賊「……。任せた!お前は絶対に負けない」
戦士「ぶっ飛ばして来いよ!」
僧侶「祝福を」
騎士「雑魚を散らせ!」

魔法使い「じゃあ、やりましょうか。攻勢魔法は全て起動ワードがあります。今は使えない」
禁術使い「そっちに女がいるから2対1で卑怯だねぃ」
魔法使い「貴方には卑怯でいいんです。誉れのない相手に誉れは必要ないです」
禁術使い「うーん同感。じゃあ、楽しい事をしようかねぃ?<魔法障壁>!そして<魔力消失>!」
魔法使い「魔力消失!?」
禁術使い「はは、魔法で勝負しなくても、ガリ相手なら肉体で勝てるねぃ」(ナイフを2本投げる)
魔法使い「ま、まさか!?」(慌てて首を守るが足に刺さる)
禁術使い「戦争の経験もないねぃ?まず足を狙うんだよ。じゃあ、もう魔法はないからゆっくり遊ぼうかねぃ?」
禁術使い「<魔法障壁>があるからスクロールも通らないねぃ」
禁術使い「魔法は通らないがナイフは通る。詰んだねぃ?急ぐから早めに殺すねぃ?」
魔法使い「そういう……事ですか……じゃあ」(スクロールを2枚中に放る)「発動!そして発動!」
禁術使い「魔法は通らないねぃ!ガリが肉体増幅してもこっちは負けないねぃ」
魔法使い「……ふふ」
???「あーえらーうぉーあーわらー」(大音量で)
禁術使い「!?」(白目をむいて倒れる)
魔法使い「……<静音>解除。呪術は音の大きさで効果が決まります。大音量を<録音>して<再生>すればこの通りですよ」
魔法使い「……。まあ、僕も一緒に寝てしまうので、その前に耳に<静音>かけないと駄目なんですけどね」
魔法使い「貴方が勝負してたの、ずっと僕じゃなく呪術女さんだったんですよ」

呪術女「怪我!血!」
魔法使い「あはは、大丈夫ですよー……って言いたいんですが、ちょっと歩きづらいです……。この人縛って貰えます?」

#ズレよし
#ちょっとズレてるお人好しども

追って加筆修正し、以下まとめサイトに掲載します!
https://t.co/4qDFo5YkPa


元ポストはこちら


※収録に当たって多少手直ししているものがあります。

Post-0128

騎士「そろそろ準備はいいな。いきなり大きな戦闘になる。心してくれ」
聖騎士女「おそらく2パーティと呪術女殿は全員分かれた方がいいだろう。しかし、何故騎士殿以外全員金属鎧を脱ぐのだ?戦士すら上鎧を脱いで革鎧ではないか」
魔法使い「あはは、これからわかりますよ。じゃあ行きますね。<増幅>!」

呪術女「あるるるるぁおるるるぅーかーうぉーうー」
仮面達『我ら群狼。我らは大勢であるが故に』
呪術女「あるるるるぁおるるるぅーかーうぉーうー」

聖騎士女「なんという大音量……鼓動が……跳ねる……?力が……!?なるほど、これは精神干渉だな」
魔法使い「ご明察です。呪術女さんの呪術は音で心を強くする。心が強くなれば身体もまた。そして、呪術は音が大きければ効果も大きくなる!」
戦士「み な ぎ っ て き た !」
騎士「そうか?」
魔法使い「でも呪術は金属を身につけてるとあんまり効かないんです。騎士さんだけ増幅しませんが、もともとお強いですから」
僧侶「これは、凄いですね」
盗賊「メリットだけある手段なんてねえよ。何が代償だ?」
魔法使い「あはは、バレましたね。普通に使って筋肉痛なので、多分これだと明日立てません」
盗賊「しかし音が大きい。これは密林中に音が響いているな……」
魔法使い「いいんですよ。相手に気づいて貰った方が各個撃破できるので」
戦士「じゃあ、ちょっと行くか。なんか負ける気しねえわ」
蛮族娘「オレ、勇者、でも、負けた。負けた、勇者、失格。オレ、偽物。オレ、もう一回、勇者、なる!」
盗賊娘「うん。頑張って」
剣士「ふむ。力だけではなく素早さも上がる。なら私も多少多く倒せるだろう」
術士「多少って……お前だって一騎当千だろうが……。強化が実質プラスになってないの俺だけだよ」
騎士「では行くぞ!」
全員「おう!」

猟犬女「はッ、煙草を貰わなくて正解だ。吸い終わる前に終わってイライラするところだ」
聖剣部隊「あっという間でしたね」
猟犬女「弱い。というより、あたし達と相性が悪いね。10対10じゃなく10対1を10回するという戦い方を想定していない」
聖剣部隊「はい」
猟犬女「猟犬に誉れは必要ない。10人で襲いかかって手足を折れば、誰も死なずに済むからね」
聖剣部隊「はい、マム」
猟犬女「……!?なんだこの大音量……?まて、精神攻撃だ。耐えろ」
聖剣部隊「……!?」
猟犬女「これは無理だね。心拍数が上がる。皆、耳を塞げ!これは魔術じゃなく何かの技だ」
聖剣部隊「術士を倒せば……!」
猟犬女「無理だね。この音量なら相当遠い。が、幸運だ。おそらく仲間向けの増幅術だ。頂いておこう」
聖剣部隊「頂く?」
猟犬女「使えるものは何でも使う。せいぜい歌が聞こえる間は使わせて貰おう。走るよ!」

#ズレよし
#ちょっとズレてるお人好しども

追って加筆修正し、以下まとめサイトに掲載します!
https://t.co/4qDFo5YkPa


元ポストはこちら


※収録に当たって多少手直ししているものがあります。

Post-0126

仮面『こっちです。ついて来れますか?』
聖騎士女「もう<翻訳>は切れてしまったが……。おそらくこっちだ、と言っている。あー、いぇるあ!」
仮面「いぇるあ!」

騎士「む……?聖騎士女殿?やあやあこちらです!」
聖騎士女「すまぬ、失礼する……???」
盗賊娘「あ……女の子……」
聖騎士女「あ……、す、すまぬ盗賊娘、決してそのようなつもりでは」
盗賊娘「凄く嬉しそうな笑顔……」
聖騎士女「しかし、すまぬ、かなり大きな問題なのだ、一旦飲み込んではくれまいか」
盗賊娘「そうだよね……。戦士は助けるよ」
盗賊娘「太陽が照らすように、戦士は誰だって普通に助ける」
盗賊娘「私だってそうだった……」(駆け寄る)

蛮族娘「……!?気づく、できなかった。後ろ、から、抱かれる!?」
盗賊娘「頑張ったね……。大丈夫、戦士は絶対助けてくれるよ」
蛮族娘「女?若い?勇者、違う」
盗賊娘「安心して助けられて。絶対、助けてくれる。戦士も、……私も」
盗賊娘「私、名前、盗賊娘。あなた、名前、教えて?」
蛮族娘「盗賊娘。わかった。オレ、蛮族娘。お前、気配、ない。まるで梟」
盗賊娘「ふふ、ありがとう」

剣士「ふむ。私達は盗賊娘君を仲間として扱っているつもりで、まだ自分たちが導く立場だと驕っていたようだ。素晴らしい人間性ではないか」
聖騎士女「あ、ああ。確かに我々には驕りがあった」
術士「いざ修羅場に遭遇して取り乱す聖騎士女も相当面白かったな」
聖騎士女「経験がなくてな」

#ズレよし
#ちょっとズレてるお人好しども

追って加筆修正し、以下まとめサイトに掲載します!
https://t.co/4qDFo5YkPa


元ポストはこちら


※収録に当たって多少手直ししているものがあります。

Post-0125

盗賊「魔法使い、準備は終わったのか?」
魔法使い「ちょっと待って下さいね。最後に1個だけ巻物を作ります……うん、できた」
盗賊「詠唱破棄できるのに、威力に劣る巻物を作るのか?」
魔法使い「ええ、僕が魔法を使えない場合もあるでしょうし、便利魔法を時間差で2つ使いたい時って巻物の方が便利だったりするんですよ」
盗賊「そんなもんなのか」
魔法使い「ええ。呪術女さんに色々実験に付き合って貰いましたし、今回、僕かなり頑張りますよ」
僧侶「凄く張り切っていますね」
魔法使い「ええ、はい。僕、男らしいのは好きですけど、卑怯なのって凄く嫌なんです。あと……女の子を……泣かせる、奴も」
僧侶「なるほど、魔法使いさんは本当に優しいですね。むしろそれこそが貴方の男らしさだと思いますよ」
魔法使い「あはは、前に出て戦う勇気はないんですけどね」
盗賊「はっ、お前が前に出ても足手まといだろ。でもお前は何人も一気に片付けられる。なんなら魔法なしに」
僧侶「ですね。頭脳だって武器。武器を上手く使えるのは勇者ですよね」
蛮族娘「勇者?オレ、勇者!弱きもの、お前、が、勇者?」
魔法使い「ううん。僕は勇者じゃないよ。勇者は君だ」
蛮族娘「当然!オレ、誇り、ある、勇者!弱きもの、オレ、守る!安心!」
魔法使い「あはは、助けようと思ってたけど守って貰う事になるんだね、僕」
蛮族娘「任せろ!」

#ズレよし
#ちょっとズレてるお人好しども

追って加筆修正し、以下まとめサイトに掲載します!
https://t.co/4qDFo5YkPa


元ポストはこちら


※収録に当たって多少手直ししているものがあります。

Post-0124

銀騎士「王子に献上する原住民の女を念のため5〜6人確保してこい。集落は禁術使いが壊滅させたはずだから大きなミッションではない」
部下達「了解しました!」
銀騎士「お食事はお持ちした。後は聖体と供物だ。よし、部下どもは女を確保し次第、遺跡に向かう我々に合流せよ。聖体と供物の確保が遅れて王子の機嫌を害してはならん」
禁術使い「フェイスペイントのおねーちゃん、化粧を落とせばかなり美人だったと思いますねぃ」(下卑た笑みを浮かべながら)
闘士「遺跡探検ではモンスターでるのか?」(あくびをしながら)
禁術使い「うふふ、多分出ないですねぃ。いたとしても過去形ですねぃ」
闘士「?」
銀騎士「余計な事を言うな」
禁術使い「それは失礼しました……。さて、原住民どもを連れていきますかねぃ」

勇士「おい、おい呪術師!」
呪術師「やった!腕の拘束が解けたのか!急いでこっちも壊してくれ!逃げよう!」
禁術使い「残念だねぃ。ちょっと痺れて貰うねぃ。<麻痺>。まあ耐えられないねぃ」
勇士「く、くそ……」
呪術師「駄目か……」
禁術使い「失礼」(背中を蹴り上げる)
禁術使い「どんなに隠してもねぃ、力一杯背中を蹴られると反射的に身を丸めるんだよねぃ。でもできないねぃ。じゃあ<麻痺>は効いてる。本当は城を消し飛ばすような戦術魔法が守備範囲なんだけどねぃ……」
禁術使い「ほら部下ども、そのでかい奴ら荷台に積んで。出発だねぃ。ちなみに王子様いらっしゃるから下手打ったら首が飛ぶねぃ。せいぜい頑張ってねぃ」

第三王子「何も進展がないのか」
銀騎士「今女を手配しております。聖体は近く手に入ります。そして供物は今から」
第三王子「余が求める前に」
銀騎士「もちろんでございます。ただ今回は、その手に収められる瞬間を楽しまれるかと思いまして」
第三王子「ふん、案内せよ」
銀騎士「では参りましょう」

#ズレよし
#ちょっとズレてるお人好しども

追って加筆修正し、以下まとめサイトに掲載します!
https://t.co/4qDFo5YkPa


元ポストはこちら


※収録に当たって多少手直ししているものがあります。