Post-0003

盗賊「お?酒場に似合わない少年が入ってきたな」
僧侶「普通の身なりですね」
戦士「んー……」
少年「誰か、誰か助けてくれませんか……!?」
(ジョッキをあおって立ち上がる戦士)
少年「……!!」(怯える)
戦士「なぁ、依頼に来たのか?助けを求めに来たのか?」
少年「た、助けて下さい。お金ならありったけもってきました……!」
戦士「金はしまえ。詳しく話せ。助けてと言うなら助けてやる」
盗賊(ヒュー、と口笛を吹く)
僧侶(にこやかに見守る)
戦士「俺はさ、昔、助けて貰えなかった。だから俺は子供を助ける大人になることにしたんだ」
盗賊(吹き出す)
僧侶(にこやかに見守る)
少年「ありがとうございます!」
僧侶「私の出番もありますか?」
盗賊「まあ、俺も少年よりは強いよ」


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※収録に当たって多少手直ししているものがあります。

Post-0002

僧侶「こんな、幼き命を……むごい……。命を、命を持って贖わせねば」
戦士「ちょっと待て僧侶様、お前はもう聖堂騎士じゃない。人殺しに嫌気がさして引退した腑抜けのお優しい僧侶様だろ。お前が殺しちゃ駄目だ」
盗賊「死んだ子供達も、優しい僧侶様が手を汚す事を望むとは思えない」
騎士「大丈夫だ、生まれた事を後悔するくらい痛めつけて突き出し、吊るして貰えばいい」
戦士「騎士様もアホみたいにブチ切れてるな。僧侶、こういうとき一番に爆発する騎士様が、お前のために抑えてるんだぞ。お前は迷わないで戻ってこい」
僧侶「みなさん……」
盗賊「お前はいつも通り、人を殺めてはいけません、って言ってろよ。それで救われるのは俺たちだけじゃないと思うぜ」
騎士「ともあれ、弔い合戦だ。私の怒りは相手にぶつけよう」
僧侶「怒りで人を殺めてはいけませんよ」
全員「それだよ」


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※収録に当たって多少手直ししているものがあります。

Post-0001

戦士「おい、汚ったねえ乞食のガキが入ってきたぜ」
盗賊「醜いガキだ。こっちくるなよ……。手彫りの聖印持ってやがるぜ」
(僧侶、席を立って乞食の少年の前に跪く)
戦士「おい、貧乏人だぞ。金にならない」
僧侶「お代は信仰心で先払いして貰いました。この子はきっとひとかどの人物になる。そうなったらお代をもう一度貰いましょう」
乞食「話を聞いてくれるの……?」
僧侶「まず、暖かいスープを飲んで落ち着きましょう。さあ席に座って」
盗賊「イカれてやがる」
僧侶「それにね、私の目が確かでなかったとしても、少年のために仲間に報酬を払える程度には、私はひとかどの人物であるつもりですよ」
戦士「のせるのが上手いな。のった」
盗賊「……お人好しどもが。背中は守ってやるよ」


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※収録に当たって多少手直ししているものがあります。