Post-0137

騎士「よし、どこかに捕まっている勇士達を探せ!情報を聞き出すためにまだ殺されていないはずだ!」
戦士「勇士を探さねえと。妹があんなに頑張ったんだ、絶対に喜ぶよな……!おまえもよくやったぜ、蛮族娘……!?」

蛮族娘「……?」
闘士「てめえがいなけりゃ、俺様は、負けずに、すんだんだよッ!てめえだけは死ね!」
蛮族娘「……!!」
魔法使い「あっ、飛び出しちゃった……。駄目だ、<鉄身>!」
闘士「くそ、手が痺れる……!」
蛮族娘「かうぉーうー!」
闘士「がッ!」
戦士「斧の横っ腹でぶっ叩きやがった!」

蛮族娘「弱き者!オレ、油断、した、なのに。弱き者、勇者、違う、なのに」
魔法使い「あはは、無事で良かった。頭がガンガンします。鉄頭でも揺らされるなんてね」
蛮族娘「鉄、われら、恐い、なのに。勇者、弱き者、守る、なのに。」
魔法使い「凄いですよ蛮族娘さん、銀騎士だけじゃなく大男まで倒しちゃうなんて」
蛮族娘「オレ、弱き者、守る、つもり、なのに。お前、勇者、違う、なのに」
魔法使い「蛮族娘さんと一緒に戦えて、僕、光栄です」
蛮族娘「お前、勇者、違う、でも、もっともっと、強い。お前も、また、強い」
魔法使い「慰めてくれてありがとうございます。僕も頑張ります」

聖騎士女「ふむ。僧侶が投げた聖印も黄金になっている。触れたものを全て黄金に変える呪い、か」
術士「今進行が止まっているのは水が入れ替わっているからか。なら浮上しっぱなしだといずれ世界中が黄金になる」
剣士「それは、水が入れ替わることで黄金になる前に離れている、という事か?」
盗賊娘「じゃあ、浮上してしまった今、何かが積み重なって地面に触れれば」
聖騎士女「そう。それを『させない』ために、蛮族娘の部族は秘密を守ってきた」
術士「そしてそれが暴かれ、浮上してしまった。どうするんだこれ……?」

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Post-0135

蛮族娘「銀の塊、勇者達、返せ!オレ、許さない、覚悟!」
騎士「すまん、先に少しだけ話させてくれ」
銀騎士「ありがたい。共に第三王子に仕えた者として、王子の悲願にご協力願いたい」
騎士「悲願、と?そのために彼らを踏みつけにしたのですかな?」
銀騎士「誉れなき者など、どうなっても構わない。我が主は王ではなく、神になられようとしている」
騎士「慈悲なき者が、王どころか神に?」
銀騎士「慈悲は支配者の美徳だが、必須ではなかろう。貴き人が尊き行いをしようとしているのだ、協力したまえ」
騎士「銀騎士殿。あなたが第三王子の元に配されたのは、最強の騎士たるあなたの行いを学ばせるためだったのでは?」
銀騎士「騎士道は仕える事。誰にも負けず、全てを達成してこその騎士」
騎士「あなたと私では意見が違う。私は癇癪を起こして女人に物を投げつける事を尊き行いとは思わない」
銀騎士「しかし第三王子にはそれをする権限がおありだ」
騎士「何をするかは責任だが、何をしないかは品性だ。品性のないものは尊いとは言わない」
銀騎士「騎士殿を立てて話を聞いていたが、主をけなされては看過できぬ。抜け」
騎士「すまないが、今私はあなたを騎士とは認めない。誉れある戦いではありません」
銀騎士「どちらにせよ私の方が強い。謝って許される段階はすぎましたぞ」
騎士「あなたのお相手は私ではなく蛮族娘殿だ。私は露払いにすぎぬ。しかし、目の曇ったあなたでは蛮族娘殿はおろか私にも勝てまい」
銀騎士「口ほどに剣が上手ければ見直してやろう」

蛮族娘「騎士!危ない!……鉄の塊、強い!」
蛮族娘「騎士、応援、受けられない。騎士、自分だけで、戦う、してる」
蛮族娘「オレ、腰抜け。勇者、前に、出る!」

騎士「駄目だ!力を溜めて、打ち込める一撃を待て!」
騎士「待つのも、勇者の戦いだ!」

蛮族娘「騎士!鉄の塊、強い!オレ、手伝う、したい!」
蛮族娘「オレ、手伝い、したい……。手伝う、させて……」

蛮族娘「……違う!オレ、が、戦う!泣く、しない!騎士、絶対、約束、守る!」
蛮族娘「オレ、待つ!一撃!だけ!」

銀騎士「確かに強い。王宮に勤めていただけはある」
騎士「いいえ、私一人ならもっと弱い。今は『蛮族娘殿と共に』戦っている。ゆえに負けません」
銀騎士「心の強さは、残念ながら、腕前には関係しない。覚悟」

騎士「そう、我々は最後は大上段から打ちのめす」
騎士「だから、最後は振り下ろし。それだけに集中すれば……」

銀騎士「剣を跳ね上げられた……!しかしそちらも体勢を崩している!追撃はできない!」
騎士「今だ蛮族娘!」

蛮族娘「勇者、全て、一撃、込める!」
蛮族娘「かーうぉーうー!」
銀騎士「ぐぁ!」

戦士「偉い、蛮族娘。最後の最後で力を抜いたな。抜かなければ胴体が真っ二つだ」
騎士「戦士も終わったのか。確かに信じられない威力だ。厚い銀鎧が半分にひしゃげている」

蛮族娘「かーうぉーうー!」
蛮族娘『偉大なる三つ目熊よ、ご照覧あれ!今オレは再び勇者に至りました!』
蛮族娘『崇高なる群狼よ、オレは今群れを飛び出した!称えよ勇者!オレは群狼と共に戦う!』
蛮族娘「うーららー!」

戦士「何言ってんのかわかんねえけど、なんか越えたな」
騎士「うむ。さあ、全てを片付けに第三王子を追おう」

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Post-0134

猟犬女「はッ、見つけたよ。醜い豚」
猟犬女「情報にあった銀鎧も大男も邪術士もいない……罠か?いや、王子を餌にする馬鹿はいない。」
猟犬女「神のご加護だね……。まあ、ここにいる奴らにはご加護を垂れる価値なんざないけどね」
猟犬女「焦らず順に潰しな!王子に戦闘能力はない!」
聖剣部隊「応!」

盗賊「あれシスターじゃないか……?」
僧侶「ああ……なんという事を……。傷ついたシスターを現場に引き戻す悪魔……いや、人ですね。あの人は常に正しく常に最悪だ」
盗賊「訳ありだな。信じていいかだけ教えてくれ」
僧侶「信じないでください。突然人を殺します、何のためらいもなく」

第三王子「まったく、余を放置して消えるとはなんと不敬な」
第三王子「そこなシスター。神殿に金を出してやる。仕えよ」
猟犬女「残念だね。神殿はもうあんたはいらないってさ」
猟犬女「ほら、ご自慢の部下達もどんどん制圧されていく。捕まる前に何したのかゲロしな」

戦士「おまたせー」
騎士「おや、シスター殿?」
蛮族娘「オレ、勇者、なった!」
魔法使い「ごめんなさい、間に合いました?」
盗賊「大丈夫、楽しいのはこれからだ」

聖騎士女「待たせたな、思ったより数が多かった」
盗賊娘「一瞬で片付けたから、全然遅れてないと思います……」
剣士「この程度なら修羅場とも言いませんね」
術士「別の意味で今から修羅場じゃねえかな……?」

第三王子「下がれ、貴様らは余に触れる権利はない」
騎士「王子、あなたを囲んでいるのは全員無法者です。あなたの権威は通じない」
第三王子「ほう、騎士。生きていたのか。何度か追っ手を放ったが」
騎士「それをうかがえただけでここに来た価値がありますな」

術士「おい、なんか飛んでくるぞ!?」
魔法使い「仰向けですよ!?飛んでるんじゃなく、浮いてる!危ない、凄い勢いで突っ込んでくる!みんな避けて!」

禁術使い「許シテオラヌ眠リニ入ッタト思エバコノ有様」
禁術使い「妾ノ邪魔ヲスルデナイ」
第三王子「!?……支配者!この通り贄も供物も用意した。早く余を支配者に加えてくれ」
禁術使い「足リヌ……ガ、加エテヤロウ。サァ手ニ触レロ」
第三王子「これで余も神に……」
禁術使い「違ウナ、神ノ一部ダ」
盗賊娘「一瞬で、姿が消えた!?いや、服と装飾品が落ちてる……」
聖騎士女「見るな、盗賊娘、蛮族娘!」
僧侶「姿が……顔のある蜘蛛……に……」
猟犬女「おい僧侶、アレはお前の聖印にいるんじゃないのか!?(唾を吐きながら)」
僧侶「違います。これは、雌の蜘蛛……」

雌蜘蛛「ハハハ、雄蜘蛛ガ封印サレナイ限リ解ケナイ封印。忌々シイ」
僧侶「!?私達が封じた事で……!?」
雌蜘蛛「愛シイ雄蜘蛛……封印サレタ雄蜘蛛モソコニイル。コノ距離ナラ贄モ供物モ少ナクテ良イ」
雌蜘蛛「先ニ余ッタ分ヲ妾ノ腹ニ入レルカ」

盗賊「触れたら一瞬だぞ、ちょっと分が悪すぎる……」

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Post-0133

闘士「!?なんだこの歌は?……よし、敵だな。楽しんでくるぜ」
銀騎士「む……。禁術使いがやられたという事か。おい兵士ども。王子をお連れして下がれ」
闘士「禁術使いにでかい魔法使わせずに倒す手練れか。久々に楽しめそうだ」
第三王子「手早く片付けろ。余はまだ黄金を手にしておらぬ」
銀騎士「無論です。お任せを」

闘士「なんだあれ?兵士どもが雄牛に突き上げられたみたいに吹き飛んでるぞ。ははーん、力自慢か」
闘士「そこの革鎧!なんでお前斧から歌が出てんだ?まあいい、ちょっと俺様に遊ばせろよ!」
蛮族娘「大男!オレ、仕返し、しに、来た!」
闘士「誰だお前……?」
蛮族娘「ー!愚!」
戦士「落ち着け蛮族娘。お前の相手はこっちじゃねえだろ、こいつは俺が貰うよ」
闘士「結構強そうだな。どれ味見させろよ」
戦士「味見じゃ終わらねえよ。腹がはち切れるまで相手してやる。泣いて土下座したところに唾吐いてやるぜ」
闘士「てめえにできるかな……!?」
戦士「できねえねえだろ。てめえみてえな性根の腐った野郎、どんなに幹が大きくても根の腐った木なんざ雑魚なんだよ」
闘士「雑魚ねぇ……?何で斧使ってるのか知らんが、馴染みの武器じゃねえだろ?何か武器貸してやろうか?」
戦士「斧で殴り倒すことに意味があるんだよ。どうせどの武器使っても俺が勝つ」
闘士「ほざけ。やって見せろよ。おらァ!」
戦士「後手でも勝てるんだよ!今の俺は早いからな!おらァ!」
闘士「後出しで跳ね上げられんのかよ!その体格で盗賊並みだな!?」
戦士「はは、今回はチーム戦だからな。悪いがボコボコにさせてもらうぜ。てめえの敗因は、蛮族娘を勇者と扱わなかった事だ」
闘士「蛮族娘?知らんな。殺した相手も逃がした相手も興味がねぇ」
戦士「じゃあ俺には興味があるんだな。お前を負かせた男の名は戦士。そしてお前が負けた理由は、蛮族娘を勇者と扱わなかった事だ」
闘士「下らねえ……。じゃあはじけねえ重さでブン殴ってやらァ!」

蛮族娘「戦士……!」
騎士「蛮族娘、こちらだ……!ああ、やはり、やはり銀騎士殿だったのか」
銀騎士「む、これは騎士殿。何年ぶりか。助かる、同じ第三王子に使えた仲、協力を仰げまいか?」
騎士「何にですか?この非道に?」
銀騎士「非道?尊き方が尊き行いをしただけ、今は話す時間がもったいない」
騎士「いえ、ゆっくりお話させていただきましょう」

闘士「なんなんだよ!?何なんだよ!?なんで俺様より力が強くて俺様より早いんだ!?」
戦士「てめえが雑魚だからだよ」
闘士「おらァ!全力の一撃あててやったぜェ!倒れろ」
戦士「ヌルいんだよ。全力の一撃ってのは、こうだ……」
闘士「がはッ、ふ、ふざけるな。俺様は強い奴をぶち殺したいだけで、戦って負けてぇ訳じゃねえ……」(倒れる)
戦士「勝ちしか求めない奴が強くなれるわけねえだろ。負けても這い上がる奴の方がよっぽど強えよ。だから、蛮族娘は今はてめえより弱いかもしんねーけど、いつかお前より強くなるぞ……って、聞こえてねぇな」

僧侶「圧勝ですね。やはり戦士さんは怒らせたくない」
盗賊「お前に言われるのもどうかと思うがな」

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Post-0128

騎士「そろそろ準備はいいな。いきなり大きな戦闘になる。心してくれ」
聖騎士女「おそらく2パーティと呪術女殿は全員分かれた方がいいだろう。しかし、何故騎士殿以外全員金属鎧を脱ぐのだ?戦士すら上鎧を脱いで革鎧ではないか」
魔法使い「あはは、これからわかりますよ。じゃあ行きますね。<増幅>!」

呪術女「あるるるるぁおるるるぅーかーうぉーうー」
仮面達『我ら群狼。我らは大勢であるが故に』
呪術女「あるるるるぁおるるるぅーかーうぉーうー」

聖騎士女「なんという大音量……鼓動が……跳ねる……?力が……!?なるほど、これは精神干渉だな」
魔法使い「ご明察です。呪術女さんの呪術は音で心を強くする。心が強くなれば身体もまた。そして、呪術は音が大きければ効果も大きくなる!」
戦士「み な ぎ っ て き た !」
騎士「そうか?」
魔法使い「でも呪術は金属を身につけてるとあんまり効かないんです。騎士さんだけ増幅しませんが、もともとお強いですから」
僧侶「これは、凄いですね」
盗賊「メリットだけある手段なんてねえよ。何が代償だ?」
魔法使い「あはは、バレましたね。普通に使って筋肉痛なので、多分これだと明日立てません」
盗賊「しかし音が大きい。これは密林中に音が響いているな……」
魔法使い「いいんですよ。相手に気づいて貰った方が各個撃破できるので」
戦士「じゃあ、ちょっと行くか。なんか負ける気しねえわ」
蛮族娘「オレ、勇者、でも、負けた。負けた、勇者、失格。オレ、偽物。オレ、もう一回、勇者、なる!」
盗賊娘「うん。頑張って」
剣士「ふむ。力だけではなく素早さも上がる。なら私も多少多く倒せるだろう」
術士「多少って……お前だって一騎当千だろうが……。強化が実質プラスになってないの俺だけだよ」
騎士「では行くぞ!」
全員「おう!」

猟犬女「はッ、煙草を貰わなくて正解だ。吸い終わる前に終わってイライラするところだ」
聖剣部隊「あっという間でしたね」
猟犬女「弱い。というより、あたし達と相性が悪いね。10対10じゃなく10対1を10回するという戦い方を想定していない」
聖剣部隊「はい」
猟犬女「猟犬に誉れは必要ない。10人で襲いかかって手足を折れば、誰も死なずに済むからね」
聖剣部隊「はい、マム」
猟犬女「……!?なんだこの大音量……?まて、精神攻撃だ。耐えろ」
聖剣部隊「……!?」
猟犬女「これは無理だね。心拍数が上がる。皆、耳を塞げ!これは魔術じゃなく何かの技だ」
聖剣部隊「術士を倒せば……!」
猟犬女「無理だね。この音量なら相当遠い。が、幸運だ。おそらく仲間向けの増幅術だ。頂いておこう」
聖剣部隊「頂く?」
猟犬女「使えるものは何でも使う。せいぜい歌が聞こえる間は使わせて貰おう。走るよ!」

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Post-0126

仮面『こっちです。ついて来れますか?』
聖騎士女「もう<翻訳>は切れてしまったが……。おそらくこっちだ、と言っている。あー、いぇるあ!」
仮面「いぇるあ!」

騎士「む……?聖騎士女殿?やあやあこちらです!」
聖騎士女「すまぬ、失礼する……???」
盗賊娘「あ……女の子……」
聖騎士女「あ……、す、すまぬ盗賊娘、決してそのようなつもりでは」
盗賊娘「凄く嬉しそうな笑顔……」
聖騎士女「しかし、すまぬ、かなり大きな問題なのだ、一旦飲み込んではくれまいか」
盗賊娘「そうだよね……。戦士は助けるよ」
盗賊娘「太陽が照らすように、戦士は誰だって普通に助ける」
盗賊娘「私だってそうだった……」(駆け寄る)

蛮族娘「……!?気づく、できなかった。後ろ、から、抱かれる!?」
盗賊娘「頑張ったね……。大丈夫、戦士は絶対助けてくれるよ」
蛮族娘「女?若い?勇者、違う」
盗賊娘「安心して助けられて。絶対、助けてくれる。戦士も、……私も」
盗賊娘「私、名前、盗賊娘。あなた、名前、教えて?」
蛮族娘「盗賊娘。わかった。オレ、蛮族娘。お前、気配、ない。まるで梟」
盗賊娘「ふふ、ありがとう」

剣士「ふむ。私達は盗賊娘君を仲間として扱っているつもりで、まだ自分たちが導く立場だと驕っていたようだ。素晴らしい人間性ではないか」
聖騎士女「あ、ああ。確かに我々には驕りがあった」
術士「いざ修羅場に遭遇して取り乱す聖騎士女も相当面白かったな」
聖騎士女「経験がなくてな」

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Post-0125

盗賊「魔法使い、準備は終わったのか?」
魔法使い「ちょっと待って下さいね。最後に1個だけ巻物を作ります……うん、できた」
盗賊「詠唱破棄できるのに、威力に劣る巻物を作るのか?」
魔法使い「ええ、僕が魔法を使えない場合もあるでしょうし、便利魔法を時間差で2つ使いたい時って巻物の方が便利だったりするんですよ」
盗賊「そんなもんなのか」
魔法使い「ええ。呪術女さんに色々実験に付き合って貰いましたし、今回、僕かなり頑張りますよ」
僧侶「凄く張り切っていますね」
魔法使い「ええ、はい。僕、男らしいのは好きですけど、卑怯なのって凄く嫌なんです。あと……女の子を……泣かせる、奴も」
僧侶「なるほど、魔法使いさんは本当に優しいですね。むしろそれこそが貴方の男らしさだと思いますよ」
魔法使い「あはは、前に出て戦う勇気はないんですけどね」
盗賊「はっ、お前が前に出ても足手まといだろ。でもお前は何人も一気に片付けられる。なんなら魔法なしに」
僧侶「ですね。頭脳だって武器。武器を上手く使えるのは勇者ですよね」
蛮族娘「勇者?オレ、勇者!弱きもの、お前、が、勇者?」
魔法使い「ううん。僕は勇者じゃないよ。勇者は君だ」
蛮族娘「当然!オレ、誇り、ある、勇者!弱きもの、オレ、守る!安心!」
魔法使い「あはは、助けようと思ってたけど守って貰う事になるんだね、僕」
蛮族娘「任せろ!」

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Post-0123

騎士「<対話>も切れた。そろそろ出発の準備をすべきだな」
戦士「なあ、蛮族娘。相手を絞ろう」
蛮族娘「?」
戦士「二人同時には殴り倒せない。誇りを嘲った銀の塊、お前を馬鹿にした大男、どっちを自分の手でやりたい?」
蛮族娘「……。……。……。オレ、大男、悔しい、された。でも、オレ、勇者。オレ、倒す、銀の塊」
戦士「わかった。じゃあ、大男は俺に任せてくれるか?勇士が俺の兄ならお前は俺の妹だ。代わりにぶん殴らせてくれ」
魔法使い(ため息をつきながら目を覆う)
蛮族娘(黙って聞いているがしばらくして顔を真っ赤にする)
戦士「俺さ、決まり事で結婚とかって駄目だと思うんだよ。お前、勇士に言われて俺に嫁ぐつもりだったんだろ?そんな事しなくても俺が助けるから、お前は自由にしろよ」
蛮族娘「……。……。……。愚!」(激怒の一撃を戦士の脳天に打ち込む)
戦士「だよな、愚かしいよ、決まり事で人生決めるなんて」(片手で受け止める)

僧侶「一見会話が成り立ってるのが最悪ですね……」
盗賊(笑いすぎて呼吸ができない)

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Post-0116

戦士「じゃあ、そろそろ行くか」
騎士「うむ。しかし、戦士は斧も似合うな」
戦士「あー、まあ斧も打撃武器も嫌いじゃねえな」
蛮族娘「戦士、斧、強い。オレ、戦士、強い。オレたち、銀の塊、倒す」
盗賊「そう。銀の塊、ねぇ……。騎士様が鉄の塊なんだろ」
騎士「そうなると、銀の塊は銀騎士殿。いやしかし、誉れ高き銀騎士殿がかような事をするとも思えぬ。別人、にしては銀の鎧などそうそう手に入るものでもない」
僧侶「銀騎士殿、というのはお知り合いですか?」
騎士「銀騎士殿は王宮で一番の騎士。確か素行の悪い第三王子に尊き者の責務を教えるために数年前から仕えているはず。彼がこんなところにいるはずがない」
僧侶「なるほど、では別の人でしょうね。銀の鎧とは趣味の悪い」
騎士「どんな鎧を着ようとも、行いが汚ければ何の意味もない」
呪術女「皆、鉄、身体、から、離す。部族、皆、ついて行く」
仮面達「我、ら、ともに、勝つ、時まで」
戦士「すまねえな。相手の人数が多すぎる。多分酷い戦いになる、できるだけ守るが覚悟だけしてくれ」
騎士「仮面の皆の方がよほど誇り高い。少々では済まないお仕置きが必要だな」
魔法使い「いくつか仕込みがあるので、多分、大丈夫です」
僧侶「そうですね。するべきでない事を行った報いは、受けてもらうべきです」

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Post-0112

戦士「なぁ、仮面の奴ら、全員体格からは考えられないほど力があった。何か裏があるな?」
騎士「そうだな、あの腕の太さであの力は考えづらい。全員ならなおさらだ」
呪術女「我が呪術で応援している。呪術は命の力、それを断ち切る鉄を身につけていなければよく効く」
戦士「って事は、俺にも効くのか?ちょっとズルっぽいな」
蛮族娘「オレたちは全員で戦う。呪術も応援も変わらない」
戦士「おっとすまねえ。チーム戦か、それは俺もよくやる」
盗賊「一直線に突っ込んで周囲が尻拭いするのがチーム戦なら、な」
魔法使い「ああそうだ、あの歌、魔力を遮断しても効きました。どういう原理ですか?」
呪術女「原理はわからない。ただ、声が届けば効果が出る」
僧侶「無差別の効果ですか……使い所によっては強いですね」
魔法使い「鉄を身につけていなければよく効く。つまり……」
盗賊「いいね、いい顔をしている。いい事を思いついたな?」

戦士「あー、なるほど。金属を身につけたくないから槍とか斧を使うのか!」
呪術女「その通り。鉄は命を断ち切る。我らはそれを好まない」
蛮族娘「だからオレの武器も大斧だ。誇りある戦士は斧を使う」
魔法使い「呪術女さん、もしかして呪術って聞こえないと効果ないです?」
呪術女「その通り。代わりに、全ての音に割り込める」
魔法使い「あの、こういう事できます?魔法って唱えないと効果がないのがほとんどなんです」
(ごにょごにょ)
呪術女「できると思う」
魔法使い「あはは、ちょっと一泡吹かせてやりましょうか!」

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