Post-0032

敵「もうズタボロだろ。逃げろよ雑魚」
戦士「悪ィな、お前が逃げてくれ。俺は下がらない」
敵「もう簡単に殺せるぞ?命乞いしろよ」
戦士「断る。下がらねえし逃げねえ。俺が進んだ分お前が下がれ」
敵「馬鹿が死ね」
戦士「ほら、まだ死んでねえぞ」
敵「お、おい、踏み込んでくるな」
戦士「ビビったか?おら逃げろよ雑魚」
敵「ふざけるな!」
戦士「間合いだぜ」

僧侶「無茶もほどほどにして下さいね」
騎士「お前、時々私より強情だよな」
盗賊「あと一発貰ったら俺が手ェ出してたぞ」
魔法使い「でも格好良かったですよ」
他全員「馬鹿を褒めるな」


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※収録に当たって多少手直ししているものがあります。

Post-0031

盗賊「あん?俺の過去を知ってる?それで?」
??「うちのパーティに入りな。うちの方がレベルが高い」
盗賊「興味ねえな」
??「君ほどの手練れがここで朽ちるのももったいない」
盗賊「てめーらじゃ俺を使いこなせねえよ」
??「騎士こそ見所はあるが、他に見所のないパーティだろ」
盗賊「てめーらがジャッジすんなよ」
??「仲間にバラされたくないだろ?」
盗賊「俺はな、あのアホどもがいいんだよ。効率とか関係無しに正しいと思った事を気負いなくやる希代の馬鹿どもだぞ。おまえらなんて目じゃない」
盗賊「おまえらが仲間にバラすまえにおまえらをバラすぞ。今やるか?」
??「……」
盗賊「10数える前に出て行け。次に姿を見たら、そのときがおまえらの寿命の終わりだ」


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※収録に当たって多少手直ししているものがあります。

Post-0029

貴族「は!小童が、何が仇討ちだ!死ね!」
騎士「待て。相手は子供、殺すほどでもあるまい」
貴族「逆らう気か?お前もまとめて片付けてやろう」
騎士「できるならな。仇討ちが無法ならば突き出せば良い。殺そうとするなら、痛くもない腹を探られるぞ」
貴族「くそ。その面に免じて見逃してやる、消えろ」
騎士「行くぞ少年」(少年を助け起こす)

騎士「無茶をしたな少年」
少年「すみません、どうしても敵を……」
騎士「仇討ちは相手を殺す事だ。当然、自分も殺される。その覚悟はあったのか?」
少年「はい……ありました」
騎士「見通しが甘い。信念と思い込みは違う。仇を討って君が生き残らなければ名誉は回復されない」
少年「わかるんです。わかるんですけど、我慢が、できなくて」
騎士「一度泣け少年。涙を全て拭いてから、私の屋敷に来い。武器を教えてやる。そして事件を教えてくれるか?」

騎士「ちょっと色々あってな。貴族の裏を洗いたい」
盗賊「何も言うな。2〜3日貰えるか」
騎士「すまない」
盗賊「お優しいこって」
僧侶「ははは、盗賊さんね、通りの噂を聞いた瞬間に飛び出して行ったんですよ」
魔法使い「優しいですよね」
戦士「なあ、弟子に教える方法、教えようか?」
盗賊「お前は毎回優しさの方向が違うな」


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Post-0028

戦士「くそ、子供を人質に……!」
(子供に駆け寄ろうとして落とし穴に消える戦士)
悪役「ふん、噂に違わぬ直情馬鹿だな。これで一人消えた」
騎士「お前、今、何よりも子供を助けようとした男を、馬鹿と呼んだか……?」
盗賊「俺たち以外がアイツを馬鹿と呼ぶと、こんなに腹が立つんだな。アイツを馬鹿と呼んでいいのは俺たちだけだ」
僧侶「戦士さん一人を除外して、私達皆を怒らせましたね。頭がいい行動とは思えない」
魔法使い「知りませんよ僕、みんなを止められないですよ。そして僕も何故か手加減する気が起きません」


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※収録に当たって多少手直ししているものがあります。

Post-0026

盗賊「おい、子供をダシにされて戦士がバチギレしてるぞ」
僧侶「久々の激怒ですね」
魔法使い「祝福かけなくていいんですか?」
僧侶「不要ですね」
盗賊「アイツは強いから?」
僧侶「いえ、あれは正当な怒りです。祝福しなくても神が守ってくれます」
魔法使い「はは、聖騎士みたいですね」
僧侶「神はいつだって正しい者に力をお貸しになります」
盗賊「フン、なら僧侶はいらねえだろうよ」
僧侶「いえ、神の奇跡をこの目に収めるために僧侶はいるのですよ」
盗賊「ご大層なこった」
僧侶「あなただって度々神に守られているでしょう」
盗賊「何言ってんだ」
魔法使い(吹き出す)
僧侶「盗賊さん私達の中で一番優しいじゃないですか」
盗賊「頭の中お花畑かよ」
魔法使い「あ、決まりましたね。一撃です」
僧侶「ほら、ね?」


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Post-0022

戦士「くそっ」(膝をつく)
敵「お前じゃ話にならない。騎士を出せ」
戦士「舐めるな。怒ったのも手を出したのも俺だ。まず俺がやる」
敵「お前では話にならない」
戦士「(立ち上がる)ふざけんな。お前の敵は俺だ」
騎士「……。戦士、私は手を出さない。ここで死ね」
戦士「ありがとうよ」
敵「馬鹿が」
魔法使い「男の世界ですねー」
魔法使い「でもね、僕はその世界ではないので」(呪文を唱える)
盗賊「お前な……空気読めない天才かよ」
魔法使い「痛みだけ取りました。思いっきりやって下さい」
戦士「ありがとうよ」
僧侶「相手を倒せたら、お怪我を治しますね。傷ついたプライドは治せませんから」
戦士「ほんとうに、ありがとうよ」


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Post-0021

看板娘「僧侶さんって優しいけど、そんなに恐いの?」
戦士「俺はあいつを絶対怒らせたくないね」
騎士「まあ、絶対敵にはしたくないな」
盗賊「戦うより逃げる方が圧倒的に良いね」
魔法使い「そうなんですか?」
戦士「昔な、魔法で僧侶が混乱させられたことがあってな」
魔法使い「はい」
騎士「まあ、私の兜を買い換える羽目になった」
魔法使い「え……?」
盗賊「素手でな」


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Post-0020

看板娘「今日は戦士いないの?」
盗賊「ちょっと怪我が大きくてな。神殿に寄ってる」
看板娘「だから僧侶さんもいないんだ」
騎士「そうだな」
魔法使い「戦士さんいないと静かですね」
看板娘「毎度毎度戦士が突っ込んでみんなを巻き込んでるけど、嫌じゃないの?あたしはああいう馬鹿好きだけど」
騎士「それが答えだね」
盗賊「ああいうさ、何も考えないで怒れる奴、いいよな」
魔法使い「いいですよね。勝てない相手にも喧嘩を売る度胸は素敵です」
騎士「私は騎士道精神に反するから怒る、奴は単純に怒る。それは奴の方が純粋に強いよ」
看板娘「馬鹿なのは誰も否定しないんだね」
全員「まあ本物の馬鹿だからな」


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Post-0018

悪役「はは、あのパーティの最大戦力の騎士を捕まえた。魔法で他の奴の弱点を吐かせろ」
騎士「仲間を売るくらいなら自死する!」
悪役「くつわを噛ませろ」
騎士「ー!」
悪役(呪文を唱える。騎士の目がうつろになる)
悪役「戦士について教えろ。特に弱点だ」
騎士「戦士はまっすぐな男だ。剣術ではなくあり方にこそ価値がある。弱点は子供を放っておけない事だ」
悪役「そういう事ではなくて。じゃあ、盗賊は」
騎士「盗賊は口は悪いが誰よりも仲間思いだ。必要なら隠れて手を汚す事も厭わない。全てを引き受けようとするのが弱点だ」
悪役「だからそうじゃなくて。魔法使いは?」
騎士「魔法使いは勤勉で、臆病だがそれを上回るほど勇敢だ。自己評価が低いのが一番の弱点だ」
悪役「頼むから有益なことを教えてくれ。僧侶は?」
騎士「優しい男だが、心は誰よりも強い。そして怒らせたら私より強い。自制心が強すぎるのが弱点だ」
悪役「嘘までつくのか」

(突然扉が蹴り開けられる。先頭には僧侶)

僧侶「卑劣な手を……!」(血管が浮いている)
戦士「あー、降参した方がいいぞ。死なないけど死んだ方がマシってくらいには痛い目に遭わされる」


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Post-0017

魔法使い「なんか世界が回ってますー……」
盗賊「あー、こいつには蒸留酒は駄目だったか」
戦士「飲ませたのお前だからな」
魔法使い「僕だってね、戦士さんみたいにね、男らしくね……」
盗賊「絡み酒かよ」
魔法使い「でもね、僕にはね、勇気がなくてね……」
戦士「そうか?魔法って恐いだろ?お前はそれが普通に使える」
魔法使い「違うんですよ。結局魔法なんて自分の力じゃない」
騎士「そうか?お前は力がなくても最終的には立ち向かうだろ」
魔法使い「僕だけみんなのお荷物なんですー」
盗賊「何言ってるんだよ。最強の力はお前が持ってるだろ」

看板娘「しらふの時に言ってやりなよ」
全員「真顔で言えるかよ!」


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