Post-0002

僧侶「こんな、幼き命を……むごい……。命を、命を持って贖わせねば」
戦士「ちょっと待て僧侶様、お前はもう聖堂騎士じゃない。人殺しに嫌気がさして引退した腑抜けのお優しい僧侶様だろ。お前が殺しちゃ駄目だ」
盗賊「死んだ子供達も、優しい僧侶様が手を汚す事を望むとは思えない」
騎士「大丈夫だ、生まれた事を後悔するくらい痛めつけて突き出し、吊るして貰えばいい」
戦士「騎士様もアホみたいにブチ切れてるな。僧侶、こういうとき一番に爆発する騎士様が、お前のために抑えてるんだぞ。お前は迷わないで戻ってこい」
僧侶「みなさん……」
盗賊「お前はいつも通り、人を殺めてはいけません、って言ってろよ。それで救われるのは俺たちだけじゃないと思うぜ」
騎士「ともあれ、弔い合戦だ。私の怒りは相手にぶつけよう」
僧侶「怒りで人を殺めてはいけませんよ」
全員「それだよ」


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※収録に当たって多少手直ししているものがあります。

Post-0001

戦士「おい、汚ったねえ乞食のガキが入ってきたぜ」
盗賊「醜いガキだ。こっちくるなよ……。手彫りの聖印持ってやがるぜ」
(僧侶、席を立って乞食の少年の前に跪く)
戦士「おい、貧乏人だぞ。金にならない」
僧侶「お代は信仰心で先払いして貰いました。この子はきっとひとかどの人物になる。そうなったらお代をもう一度貰いましょう」
乞食「話を聞いてくれるの……?」
僧侶「まず、暖かいスープを飲んで落ち着きましょう。さあ席に座って」
盗賊「イカれてやがる」
僧侶「それにね、私の目が確かでなかったとしても、少年のために仲間に報酬を払える程度には、私はひとかどの人物であるつもりですよ」
戦士「のせるのが上手いな。のった」
盗賊「……お人好しどもが。背中は守ってやるよ」


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