騎士「戦士が不在だと酒場が静かすぎて違和感があるな。こういう時は散歩が一番だ」
騎士「む……。僧侶と、倒れているのは時々神殿に石を投げているご老人ではないか。なぜ僧侶はすぐ助けないのだ……?」
僧侶「お願いです、あなたを癒やす許可を」
老人「断る。私が神にすがらず一人で死ぬ事を邪魔するな」
僧侶「違うのです。神ではない。愚かだったのは私なのです」
老人「違わない。神は私から孫を奪い、お前は首を返した」
僧侶「そう、だから私の責任なのです」
老人「違う。それは正しい判断の結果だ。なら、そんな世界を許したのは神だ」
僧侶「それでも、私は、あなたに償いをできていない」
老人「償うべきはお前ではなく神だ。私はこのまま神を呪って死ぬ。邪魔をするな」
僧侶「私には、嫌がるあなたを無理矢理癒やす事ができない」
老人「お前を通してしか癒やせないのであれば、それが神の償いだ。無能なのはお前ではなく神だ」
僧侶「人のために神がいるのではなく、神のために人がいる。しかし、それでは、私達は……!」
老人「お前だけは孫を覚えていてくれ」
僧侶「無論です、一生。一生忘れません」
老人「神ではなく、お前に穏やかな最後を貰った。お前には礼を言う」
僧侶「礼などいいですから、どうか、あなたの生を長らえさせて下さい」
老人「断る……さらばだ……」
僧侶「ああ……神にすら祈る事ができない」
騎士「すまん、聞いてしまった。ご老人の遺骸を運ぼう」
僧侶「あ、騎士さん……」
騎士「言わなくていい。ただ、ご老人はお前を許した。事実はそれだけだ」
#ズレよし
#ちょっとズレてるお人好しども
#日常編
追って加筆修正し、以下まとめサイトに掲載します!
https://t.co/4qDFo5YkPa
騎士「戦士が不在だと酒場が静かすぎて違和感があるな。こういう時は散歩が一番だ」
騎士「む……。僧侶と、倒れているのは時々神殿に石を投げているご老人ではないか。なぜ僧侶はすぐ助けないのだ……?」僧侶「お願いです、あなたを癒やす許可を」…
— 大北天魔王:如月翔也⋈TRPGer (@showya_kiss) July 25, 2026
※収録に当たって多少手直ししているものがあります。