Post-0013

戦士「勝てねぇ……くそっ」(倒れる戦士)
貴族「ふん、傭兵風情がたてつきよって。次はお前だ魔術師」
魔法使い「戦士さん……。すみません、一緒に死んで下さい、戦士さん」(集中して呪文を唱え始める)
貴族「おい、まさか自爆魔法を……」
魔法使い「戦士さんが負けた時点で僕の命はもうありません。しかし、あなたをのさばらせるわけにはいきません……!」
貴族「ま、待て」
魔法使い(更に集中を深める)

騎士「おい待て。死ぬ前に私に戦わせろ」
貴族「騎士!?」
騎士「馬鹿どもが。人間関係で私に迷惑をかけまいと、私に言わなかったな」
戦士「す、すまねえ」
騎士「いいか。道を違えた貴族など、貴族を名乗る価値はない。むしろ私がすべき事だ」
貴族「ぬかしおって」
騎士「抜け。懺悔の言葉を聞いてやる。それが終わったら、その首を床に置いて貰う」


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Post-0012

魔法使い「君は逃げて!酒場に行けば誰かいるから!」
少女「す、すみません……!」(走って逃げる)
魔法使い「逃げたね……。さて、泣いて謝れば見逃して……くれないよね」
追跡者「……」
魔法使い「あーあ、僕も戦士さんみたいに身体を鍛えてればなぁ……。まあ僕にはセンスがないから無理か」
追跡者(ナイフを舐める)
盗賊「確かにセンスはないな。感覚も鈍い」
追跡者(振り返ろうとしてブラックジャックで昏倒させられる)
盗賊「でもまあ、腰抜けの割には頑張ったよ、お前」
魔法使い「あはは、助かりました」
盗賊「お前の柄には合わないな」
魔法使い「戦士さんなら、そうしたでしょ?」
盗賊「お前はそうしなくてもいいんだよ」
魔法使い「でもまあ、女の子が助かったわけですし」
盗賊「馬鹿、あとで大勢の群れが来た時に吹き飛ばせるのはお前だけだろ。それまで倒れて貰っても困るんだよ」
魔法使い「……。盗賊さんって、実は相当優しいですよね」
盗賊「次に同じ事言ったら昏倒するのはお前だぞ」
魔法使い「あー恐い恐い」


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Post-0011

戦士「さすがに連続のタダ働きは辛いな」
僧侶「でも子供達は笑ってましたよ」
盗賊「笑顔で腹は膨れねえな」
騎士「収入がないと厳しいな。皆、私の屋敷で食事でも?」
盗賊「お前に喰わせて貰うくらいなら土喰うわ」
戦士「盗賊、お前土の味本当に知ってるのか?」
盗賊「生々しいな。撤回するわ。虫喰う」
戦士「虫は喰った事あるんだ?」
盗賊「思い出させんな」
騎士「意地を張らずに屋敷に来ればいいのに」
戦士・盗賊「「黙ってろ」」
僧侶(苦笑)

看板娘「ほら、お人好しども。エールだよ」
戦士「頼んでないって」
看板娘「おっとオーダーミスだね。腹の中にでも捨てておいて」
盗賊「感謝」

看板娘「ほら、肉盛りだよ」
僧侶「おや?注文違いでは?」
看板娘「あっちのダンディどもがお嬢さん達に奢りだってさ」
野次馬(サムズアップ)
騎士「すまんな、今度儲けたらもっと高いのを奢るよ!」


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Post-0010

乞食「……。だれか、だれか助けて」
盗賊「うちは駆け込み寺なのか……。今日は僧侶様もいないぞ」
戦士「大事そうに手彫りの神像を持ってるな」
(騎士、乞食の前に歩いてかがみ込む)
騎士「素敵な神像を持っているじゃないか。是非私の聖印と交換してくれ。少々趣味が悪いが」
乞食「そ、そんな高そうな物」
騎士「いや、君の持っている神像の方が思いが籠もっている。頂くよ」
(騎士、そっと神像と金の聖印を交換する)
乞食「あ、ありがとうございます。それより」
騎士「待ちたまえ。釣りがある。なにか一つ叶えてやろう。座ってミルクを飲み、考えろ」

盗賊「はー、くっせえ芝居しやがる」
戦士「頭が痛いことにな、あれな、真面目にやってるんだ、あいつ」


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Post-0009

騎士「みんな揃っているな。結構結構」
戦士「なんで鎧凹んでるんだよ」
盗賊「戦うのはいいけど喰らうなよ」
魔法使い「相手の面子のために一撃入れさせたんでしょう?」
僧侶「さすが騎士様ですね」
騎士「全てを先回りして言うな。通りがかりにな、女性に侮蔑の言葉を吐く騎士がいたのでな」
戦士「はいはい。で、今度は看板娘の尻を撫でた馬鹿を殴り倒すのか?」
騎士「そんな奴がいるならな」
盗賊「昔はいたがもういないな」
騎士「結構」
魔法使い「強面の騎士様がいますからね」

看板娘「どうでもいいからなんか注文しな」


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Post-0008

戦士「強ええ。これは勝てないな」
相手「ならば逃げろ。背中からは斬らん」
戦士「すまんな、勝てなくても逃げられない。ちょっと時間を稼がせて貰うぜ。俺が地獄に行くまで付き合ってくれ」
相手「その意気や良し。剣の錆にしてくれよう」
騎士「おっと、その戦いは預からせて貰おう。強情者の戦士を死なせるわけにもいかんからな。不本意だが二対一、引いてくれるか?」
相手「背中から斬らんのならな」
戦士「すまねえ、勝負は預けてくれ。次は渡り合えるようにする」
相手「楽しみにしている」(去る)

騎士「本来こういうのは私のすることではないのか?」


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Post-0007

魔法使い「あー出遅れましたね」
(酒場のドアを開ける)
戦士「おう弱虫」
盗賊「よう頭でっかち」
僧侶「ようこそ、魔法使いさん」
魔法使い「優しいの僧侶さんだけですよね」
僧侶(にこにこ)
盗賊「で、そのもじもじしてるのはなんか頼みがあるんだろ?」
戦士「お前本当にわかりやすいよな」
魔法使い「さすがみなさん。実は路地裏で泣いてる子を見かけちゃいまして」
盗賊「馬鹿!ギルド関係なら手を出しちゃ駄目だし、そうじゃないなら置いてきた事が問題だろ!」
魔法使い「そう思って連れてきました。入っておいで!」
少女「すみません……」
戦士「あー……また貧乏くじだな……」


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Post-0006

戦士「マズいぞ、山賊の集団が村を狙ってきている」
僧侶「私達が戦っても、数で負けますね」
盗賊「無駄死にはしたくねえなぁ。が、まあ、皆が逃げる時間を稼げるなら、な」

野次馬A「おいお人好しども」
野次馬B「俺らを風景か何かだと思ってるだろ」
野次馬C「おまえらみたいなお人好しどもに当てられちまったよ。おい、みんな武器を持て」
野次馬ども「俺らだって腐っても冒険者だぜ!」


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Post-0005

少女「誰か、誰かお父さんを助けてくれませんか……?」
盗賊「お嬢ちゃん、悪いが今日は俺だけだ。子供の依頼は受けない主義でね」
少女「どうか、どうかお父さんを助けて……」
盗賊「お父さんは偉い人かい?」
少女「いえ、農民です」
盗賊「全く儲からないな。どこの村の話?」
少女「せせらぎ村です」
盗賊「あー、ワインが美味いな。ウチのアホ戦士が買いに行きたいって言ってたわ」
少女「!?」
盗賊「お人好しの僧侶も積極的だろうな、面倒くさい。おいマスター、ミルクでも飲ませてやってくれ」
少女「た、助けてくれるの……!?」
盗賊「俺じゃなく仲間のアホどもがな、呼んでくるから待ってろ。はーめんどうくさい」


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Post-0004

少年「戦士さん、僕が行きます!」
戦士「おお、やってみろ。知ってるぞ、お前は朝晩素振りして、冒険者から見取り稽古している。ゴブリンくらいには勝てるだろうさ」
少年「はい!」
戦士「ただ、あんまりモタモタしていたら俺が手を出すぞ」
盗賊娘(とか言って危ない時に助ける気だよね)
僧侶(ですね。本当に戦士さんって優しいですよね)
盗賊娘(損するタイプなんだけどね)
僧侶(でもそこが好きなんでしょう?)
盗賊娘(!? あ、あんた、刺すよ!?)
僧侶(はは、お二人の祝言の仲持ちをするまでは死ねませんね)
盗賊娘(大概にしないと殴るよ!?)
僧侶(あんなまっすぐな人にはあなたみたいな頭のいい人がお似合いですよ)
盗賊娘(アイツがあんたくらい察しが良ければね……)
僧侶(私もお二人が大好きですから仲くらい取り持ちますよ)
盗賊娘(アタシのタイミングでやらせて)
戦士(……?)
少年「やった!一撃!」
戦士「よくやったな!」


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