Post-0053

悪人「おい、ガキを殺されたくなければ降伏しろ」
騎士「みんな動くな」
悪人「人質はな、まず1人殺すんだよ。じゃないと本当に殺すと思わないだろ?」
戦士「お、おい、やめろ」
悪人「はははは!」(子供を1人突き落とす)
僧侶「神よ!」
(魔法使いが飛び出す)
魔法使い「手を掴んで!<空中浮遊>!」
盗賊「魔法使いよくやった!」(他の子供に剣を突きつけている護衛を引きずり倒しながら)
騎士「グチャっとやるぞ!殺到!」
戦士「空の上まで突き上げてやるぜ!勝手に落ちろ!」
僧侶「死ぬところに当たっても恨みっこ無しですよ」


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※収録に当たって多少手直ししているものがあります。

Post-0052

騎士「戦士よ」
戦士「うん?」
騎士「私の知る『普通の戦士』とは、だいたいが金目当てか、あるいは『自分が一番強い』というエゴで生きているように思う。お前はなんでどっちでもないんだ?」
戦士「俺は別にそういうのはどうでもいいな。金のために嫌な事したいとも思わないし、大事なのは強いじゃなくて譲りたくねーもんを譲らねー事じゃねえかな。それができれば後は嫌な奴殴り倒せる程度の強さがあればいいよ」
騎士「お前、生まれが違えば騎士に向いていたのかもな」
戦士「無理だな、頭が足りねえ。勉強とかもしたくねえしな。そういうのは騎士に任せるよ」
騎士「お前と出会えて良かったかもしれん」


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Post-0051

屑「戦士はどこだ!?おとなしく出せ!」
盗賊「不倫を隠そうとした屑か。バレて意趣返しか?護衛を4人しか連れずに?」
屑「クソが。戦士を出せ、さもなくば護衛を暴れさせるぞ」
盗賊「お前、何か、勘違いしてないか?」
屑「?」
盗賊「ここは最下層の酒場、人死にが出ても官憲すら来ない無法の地だぞ」
屑「脅しか?」
盗賊「好きに思え。おい、護衛。暴れるなら、出て行く時は『物』として出て行って貰うぞ」
護衛「……(後ずさる)」
盗賊「だよな。強面で脅して小銭を稼ぐのが仕事だ。命まで賭けられないよな」
屑「クソッ」
盗賊「お前は別だ。護衛どもは黙って帰れば見逃してやる。お前はちょっと色々教えてやらないとな……?」

戦士「おう、帰ったぜ。ダイスが爆発して有り金倍になった!何か飲むか!?」
盗賊「おう、良かったな。蒸留酒でも飲ませて貰おうかな」


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Post-0050

盗賊娘「あのさ、戦士が腹空かしてるって聞いて」
騎士「ああ、酒場の隅で最後の干し肉しがんでるぞ」
盗賊娘「ねえ戦士、あのさ、ごはん、作ってきたんだ。助けてくれたお礼に、だよ」
戦士「あー、すまねえな。でもな、お返しを期待して助けた訳でもねえから」
盗賊娘「馬鹿!もう作ったんだから断られたってあたしが食べきれるわけないじゃない!」
戦士「そりゃそうか、じゃあ、せっかくだし。ただ、この礼は別でちゃんとするからな」
盗賊娘「いらないって。ほら、食べなよ」
戦士「礼をさせてくれないんじゃ食えないな。俺は借りを作るのは好きじゃねーんだよ」
盗賊娘「みんなだってあんたに借りを作りたくないよ」
戦士「あ、そうか、それは考えてなかった」
盗賊娘「本当に馬鹿だねあんた。とりあえずこれは助けてくれたお礼に、だよ。ほら食べな」
戦士「お、おう。せせらぎ村のワインまで入ってるのか」
盗賊娘「あ、あんたが好きって言うからさ」
戦士「すまねえな。じゃあ頂くぜ」

僧侶(たまには仕事のない日が続いてもいいですね……)


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Post-0049

戦士「仕事なくて日干しになりそうだな」
僧侶「まあ蓄えはありますから、多少は……」
戦士「蓄えてんのか。俺呑んじまったよ」
騎士「馬鹿にもほどがあるな。屋敷に来るか?」
戦士「いや、いいわ。そろそろ仕事来るだろ」
盗賊「俺は前回で懲りたから多少蓄えてるぞ」
魔法使い「僕は寮費払ってるのでしばらくご飯は食べられます」
戦士「腹減ってるの俺だけかよ」

戦士「お、お客さんか。今俺らしかいないから俺らの仕事だな」
依頼人「すみません、冒険者って何でも屋ですよね」
戦士「いや。したくない事はしないぞ」
依頼人「不倫がバレそうなので工作をお願いしたいんです」
戦士「そうか」
(戦士・依頼人を殴り倒す)
戦士「してるって言ったんだから文句ねえよな。土下座でもしてこいよ屑」
(戦士そのまま依頼人を酒場の外に放り出す)

戦士「あー、腹減ったなー……」
騎士「今回は怒る気にはならんな」


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Post-0048

戦士「おう、ここが悪人に地上げされてる孤児院か」
僧侶「酷い事をする人がいますね」
騎士「嘆かわしい。金よりも大事なものなど世の中にいくらでもあるだろうに」
盗賊「まあ、話だけ聞いて裏を取りに行くよ」
魔法使い「派手な魔法使うと衝撃で倒れそうな孤児院ですね。今回あまりお役に立てないかも……」

(戦士が入ろうとすると卵が飛んでくる)
戦士「おっと」(頭にぶつかる)
騎士「うむ」(空中で払いのける)
盗賊(首だけ避ける)
僧侶(綺麗にキャッチする)
魔法使い「あわわ」(戦士が空中キャッチする)
戦士「おーい、俺らは地上げじゃない」
(卵が飛んでこなくなる)
魔法使い「せ、戦士さん、なぜ避けなかったんですか……?」
戦士「だってよ、ガキが悪者追い返そうと思って投げてきたんだろ」
騎士「なるほど、そういう考えか」
戦士「まあ、よ。勘違いだし、避けてもいいんだけどな。自分の家を守ろうって投げた卵だろ。これもまあ報酬のうちだよ」


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Post-0047

シスター「だめです。神像は渡せません」
悪人「いいからよ、それだけ寄越せよ。いくら強くてもガキ庇いながらじゃ限界あるだろ?」
シスター「子供は、子供にだけは手を出さないで」
悪人「神像だけ渡してくれればな。アダマンタイトでできてるんだろ?」
シスター「神よ……」

戦士「おう、よく頑張ってくれたな。バトンタッチだ。自分でブチのめすか?俺らがやるか?」
僧侶「さあ、子供達、こっちに集まって。シスターはもう大丈夫ですからね」
騎士「既に退路はないぞ悪人ども」
魔法使い「あはは、外は<眠りの雲>でみんな寝てますからね。今盗賊さんが縛ってますよ」

悪人「……!?」
シスター「子供の前で手荒な事はしたくありません」
戦士「OK、子供を連れて中に入ってな。こういうゴミは痛い目に遭わしておかないということ聞かないからな」
騎士「しっかり償わせる。心配するな」
魔法使い「大勢を呼んでもね、魔法なら一気に片がつくんですよ」
僧侶「さあシスター、中へどうぞ」


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Post-0046

魔法使い「ねえ戦士さん」
戦士「ん?」
魔法使い「別パーティの盗賊娘さん、可愛いと思いません?」
戦士「あー、可愛いな。いい娘だぞ。惚れたのか?」
魔法使い「可愛いって認めましたね」
戦士「いや普通に可愛いだろあの娘」
魔法使い「あの子に興味ないんですか?」
戦士「いや、仲間だしな。あと俺が口説いたらさ、変に恩があるから断れないだろ?俺そういうの好きじゃないな」
魔法使い「(苦笑)あーそうですか。なんでもないです」
戦士「???」

魔法使い「大事なところだけ抜けてる人ですよね……。」


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Post-0045

子供1「こ、こっちくるなよ悪人!」
子供2「中には通さないぞ……!」
悪人「ガキが。いいから黙ってシスターの身柄寄越せ」
子供3「い、嫌だ!」
悪人「2〜3人痛めつけるか?」

僧侶「痛めつけられるのはあなたたちですね……」
騎士「裏も吐いて貰おうか」
盗賊「ガキども、よくやったな。酒場のことを誰に聞いた?」
戦士「あ、俺が教えてた。ガキと仲良くてさ」
子供「あー戦士さん!助かった!」
僧侶「あと、言っておきますね。ここのシスター私より強いですよ」
パーティ「!?」
僧侶「彼女、元聖堂騎士のナンバー2です」


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Post-0044

戦士「くっそ、間に合わなかった。子供が別の町に送られちまった。おい騎士。俺を殴れ」
(騎士に殴られて壁にたたきつけられる戦士)
戦士「いってーな。おい、お前も殴られたいだろ?」
(頷く騎士。殴り飛ばす戦士)
騎士「よし。盗賊、助けてくれるか」
盗賊「任せろ。今から馬を飛ばせばなんとかなる」
僧侶「子供達も不安に思っているはずです。すぐに助けに行きましょう」
魔法使い「とっておきのスクロール持ってきましたよ。みなさんで使いましょう」
戦士・騎士「よし、行くか。子供を助けた後で殴って貰わないとな」


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