Post-0062

戦士「晩飯時だな。家からいい匂いがしてくる」
盗賊娘「遅くまでごめんね、どうしても重い物が運べなくて」
戦士「いやいいよ。後で一杯奢ってくれるんだろ?おっと」
(走ってきた男の子がぶつかってパンを落とす。戦士の顔を見て泣きそうになり、お姉さんらしき女の子が戦士の前に立ちはだかる)
戦士「おっとごめんよ、俺がぼーっとしてて地面にパンを食わせちまった」
(懐から金貨を取り出して子供に放る)
戦士「これでパンを一斤買うといい。余った分はいいおねーちゃんとお前で焼き菓子でも買え」
(金貨を拾って走り去る姉弟)
盗賊娘「いいの?」
戦士「いいよ。いいおねーちゃんだったな」
盗賊娘「戦士はああいうのに弱いよね」
戦士「俺の姉貴もそうだったからな。弱虫の俺をずっと守ってくれてた」
盗賊娘「へえ。聞いてもいいの?」
戦士「はは、やめておこうか。楽しい終わり方しねえしな」


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※収録に当たって多少手直ししているものがあります。

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