Post-0087

盗賊「魔法使い、お前結局アレなにやったんだ?」
魔法使い「簡単ですよ。<入れ替わり>をちょっとだけ変えたんです」
盗賊「ちょっと?」
魔法使い「普通だと邪神と僕が入れ替わりますよね。でも僕に入れ替わると困るので、僧侶さんの身体を追い出された邪神を僕に入れないで僧侶さんの聖印に入れただけなんです」
盗賊「それ、やり方変えたら必殺魔法じゃねえか?」
魔法使い「あー、それはそうですね。これ生徒には教えないでおきます」


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Post-0086

戦士「おらぁ!刃が通らなくってもよろけてンだろ!ぶっ倒す!」
騎士「衝撃が通るならいつかは勝てる」

少女「こわい、こわいよ……」
僧侶「大丈夫、おじさんが今助けるよ」
魔法使い「僧侶さん……」
僧侶「<犠牲>!全てを私に……!」
魔法使い「ああ、僧侶さん……」
盗賊「くそったれ……」

(僧侶の形が変わっていく)
僧侶「はハ、今回は助けらレました。さあ、私ヲ斬って」
魔法使い「ありがとう、僧侶さん。……勝ちました」
僧侶「おい、魔法使い」
魔法使い「盗賊さん、僧侶さんを気絶させて下さい。急いで!」
盗賊「信じたぞ」(みぞおちを一撃する)

(倒れた僧侶が再び起き上がる)
僧侶「……!!!」
魔法使い「よし、行きますよ!<入れ替わり>!」
(魔法使いの全身から血が噴き出す)
魔法使い「さすが邪神、強い。でも、僕も根性比べでは負けません!」
魔法使い「僧侶さんを、返せ!……!」

(魔法使いの身体が倒れる)
盗賊「駄目か……?」
僧侶「あはは、成功しましたね。<入れ替わり>では本来肉体ごと精神を交換するんですけどね、ちょっと応用すれば相手の心を『僧侶さんの聖印』に入れられるんです。僧侶さんが何年も祈りを込めた聖印にね」
盗賊「マジかよ……」

戦士「おるるるぁ!一撃!」
騎士「突然刃が通ったな」


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Post-0083

僧侶「こ、これは邪神の聖印……!」
戦士「くっそ、宗教がらみかよ、めんどくせえ!」
盗賊「存在もしない邪神を信じて、ご苦労なこった」
僧侶「邪神は、存在、します」
戦士「いやまあお前の神はいるだろうけどよ」
僧侶「存在しない邪神など受肉しない……私は受肉を止めるために……下ろされた子供を……ああああああ!」
盗賊「まずい抑えろ!」
戦士(とっさに僧侶を組み伏せる)
騎士「そうか、あの事件か」
僧侶「私は、私はあまりにも罪深い……!」
魔法使い「……。<天蓋>。少し、ゆっくり休みましょう、僧侶さん。言いたくないことは言わなくていいですから」


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Post-0081

魔法使い「新しい杖にも慣れてきて、無理なく魔法3連発くらいできるようになりましたー」
騎士「凄いな。精神力は持つのか?」
魔法使い「だいぶコツを覚えてきたので」
戦士「あー、コツ覚えると負担軽くなるよな」

敵「強いな。しかし後衛は強くないだろう!」
戦士「やべ」
(後ろのドアが開き強そうな敵が現れる)
盗賊「魔法使い、僧侶、逃げろ!」
僧侶「突破しないと逃げられません!」
魔法使い「1人だけなら大丈夫ですよ。<障壁>!<障壁>!<障壁>!」
敵「!?」
魔法使い「閉じ込めました」
戦士「聖騎士女以外に『敵に回したくねえ』って思ったの初めてかも」


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Post-0080

戦士「辺境の廃城を反乱者が根城にしてるって、この地方は呪われてんのかよ」
騎士「まあ、無礼にはなるが、この地方の領主は少々頼りなく見えるからな。少なくとも武人肌ではない」
魔法使い「でも領地運営は上手く行ってますし、わりとみんな暮らしやすいですよ」
盗賊「逆に言うと領民におもねって見えるんだろうな」
剣士「コホン、我がリーダーが聞いて困るような事は小声で言ってくれるか」
聖騎士女「聞かなかった事にする。人の口に戸は立てられない」
盗賊娘「今回は2パーティ連携だから、喧嘩しないでね……?」
僧侶「聖騎士女さんのパーティであれば安心して任せられます。我々は不要では?」
聖騎士女「謙遜するな。が、適材適所。盗賊娘、入り口の向こうには反乱者しかいないな?」
盗賊娘「はい。間違いないです」
盗賊「俺も見てきた。間違いない」
聖騎士女「ならば手加減は不要だな。下がっていてくれ」
(聖騎士女、城門に手を当てる)
聖騎士女「神よ!<衝撃>!」
(ヴゥン!)
聖騎士女「終わった。地下には届いていないから、そこを集中的に探索しよう」

魔法使い「こ、恐い……」
戦士「あんなの喰らったら骨バラバラだからな」


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Post-0077

盗賊「馬鹿野郎!行くなつったのに罠踏んだな!」
戦士「怒ってる場合じゃないだろ!追いつかれたら死ぬぞ!」
騎士「敵ならともかく、大岩はどうにもならん!」
僧侶「しかも一本道ですよ!いつか追いつかれます!」
魔法使い「皆さん先に行って!僕がやります!」
戦士「何ができるんだよ!?」
魔法使い「後ろ向きに魔法連発します。巻き込まれないで!」
盗賊「おうよ!」
魔法使い「<火球>!<火球>!<火球>!<火球>!そして<凍結>!」
戦士「岩が……割れた!?」
魔法使い「このサイズなら!<障壁>!さあ逃げ込んで!」

盗賊「お前何やったんだよ?」
魔法使い「えーと、熱い土鍋に水注ぐと割れますよね?」


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Post-0075

魔法使い「みなさん!やりました!僕、魔術学園でメンターに推薦されました!」
戦士「おー、すごいな。勉強しかできない根性無し」
騎士「ふん、お前みたいな男には学園がお似合いだ」
僧侶「良かったですね、向こうでも頑張って」
盗賊「もともとうちのパーティには向いてなかったからな」
魔法使い「無理しなくていいですよ。僕メンターになっても外で冒険しますからね。むしろ教室から予算でますよ」

全員「……」

戦士「そうだったのか。良かったなお前」
騎士「そうか。私はてっきり我々の存在が君の足を引っ張るかと」
僧侶「辛い言葉を言ってしまってすみません」
盗賊「お前が抜けると正直辛いんだよ」
魔法使い「これからもよろしくお願いしますね!」


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Post-0074

戦士「くっそ、コイツ確保して帰らないといけないのに大暴れしやがる!」
騎士「しかもなかなか腕がいい。生け捕りだと相当弱らせないと……」
僧侶「時間ないですよ」
盗賊「とりあえず向こうのドアを塞いでおくぞ。少し時間が稼げる」
魔法使い「あのー。ちょっと卑怯なんですが、簡単に片付けますか……?」
戦士「え?できるの?」
魔法使い「ええ。<浮遊>!ほらね、相手浮いたのでもう動けませんよ。袋かぶせましょう」
騎士「天才か」


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Post-0073

戦士「あのよ。騎士様は屋敷がある。盗賊は蓄えてて魔法使いは寮があるよな」
騎士「うむ……?」
戦士「なんで僧侶は無駄金使ってないのに装備が新しくならないんだ?」
盗賊「気がつかなくていい部分に気がついたな」
魔法使い「あはは、戦士さんだけ気づいてなかったんですね」
戦士「……?」
魔法使い「僧侶さんって子供に人気でしょ?」
戦士「あー、子供と遊んでる時によく囲まれてるの見るわ」
騎士「まあ本人も隠してないしな。彼は孤児院と神殿に献金してるんだよ」
戦士「あー、なるほど、そういう事か。人のために金使えるのすげえな」
僧侶「あなただって人のために力を使っているでしょう……?(ドアを開けて入ってくる)」


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Post-0072

魔法使い「どうすれば僕も根性ある男になれるんですかねー」
戦士「お前は十分根性あるって」
魔法使い「全然足りないですよ。痛いの恐いし、恐いの嫌だし」
戦士「本当にお前は頭いいのに馬鹿だよな」
魔法使い「まあ根性無しではあります」
戦士「ちげーよ馬鹿なんだよ。いいか、痛くなかったらそもそも根性いらねーだろ」
魔法使い「それは、まあ、確かに。痛くないですからね」
戦士「同じく、恐くなければ立ち向かうのに根性いらねーだろ」
魔法使い「あ……!」
戦士「俺だって痛いし痛いのも嫌だよ。それをこらえて前に出るから根性なんだろうが」
魔法使い「なるほど!僕も頑張ってそうします!」
戦士「アホ!お前はもうできてるんだよ!少しは自分をちゃんと見ろ!」


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