Post-0076

聖騎士女「みな、お疲れ。今回も上手く行ったな。今日は飲んでくれ」
他パーティ「かんぱーい!」
盗賊娘「思ったより収入になりましたね」
聖騎士女「盗賊娘が全ての罠を外してくれたおかげだ。今までなら手に入らないものまで手に入った。本当にありがとう」
盗賊娘「うふふ。みんなの役に立てて嬉しいです」
剣士「盗賊娘君は戦いも十分に強いしな」
盗賊娘「あ、ありがとう」
術士「前が一枚厚くなると安心して術が使える」
剣士「君を紹介してくれた戦士君には感謝にたえないな」
盗賊娘(無邪気な笑みを浮かべる)
聖騎士女「いい笑顔をする」
盗賊娘(赤面する)

(しばらく楽しく飲んでいる)
(酔っ払いが盗賊娘に近づく)

盗賊娘「(伸ばした手をひねり上げて)ごめんね、そういうの、嫌なんだ」
剣士「我らの団員に手を出すという事はそれなりに覚悟があるのだな?」
聖騎士女「私ではなく盗賊娘に手を出したという事は、酔っての狼藉ではないと判断するぞ」
酔っ払い「ひ、ひぃっ……」
術士「斬られる前に謝って逃げな」

盗賊娘「あの人達さ、めちゃくちゃいい人達なんだよ」
戦士「だろ。ちょっとお高いけどいい奴らだと思うよ」


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Post-0075

魔法使い「みなさん!やりました!僕、魔術学園でメンターに推薦されました!」
戦士「おー、すごいな。勉強しかできない根性無し」
騎士「ふん、お前みたいな男には学園がお似合いだ」
僧侶「良かったですね、向こうでも頑張って」
盗賊「もともとうちのパーティには向いてなかったからな」
魔法使い「無理しなくていいですよ。僕メンターになっても外で冒険しますからね。むしろ教室から予算でますよ」

全員「……」

戦士「そうだったのか。良かったなお前」
騎士「そうか。私はてっきり我々の存在が君の足を引っ張るかと」
僧侶「辛い言葉を言ってしまってすみません」
盗賊「お前が抜けると正直辛いんだよ」
魔法使い「これからもよろしくお願いしますね!」


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Post-0074

戦士「くっそ、コイツ確保して帰らないといけないのに大暴れしやがる!」
騎士「しかもなかなか腕がいい。生け捕りだと相当弱らせないと……」
僧侶「時間ないですよ」
盗賊「とりあえず向こうのドアを塞いでおくぞ。少し時間が稼げる」
魔法使い「あのー。ちょっと卑怯なんですが、簡単に片付けますか……?」
戦士「え?できるの?」
魔法使い「ええ。<浮遊>!ほらね、相手浮いたのでもう動けませんよ。袋かぶせましょう」
騎士「天才か」


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Post-0073

戦士「あのよ。騎士様は屋敷がある。盗賊は蓄えてて魔法使いは寮があるよな」
騎士「うむ……?」
戦士「なんで僧侶は無駄金使ってないのに装備が新しくならないんだ?」
盗賊「気がつかなくていい部分に気がついたな」
魔法使い「あはは、戦士さんだけ気づいてなかったんですね」
戦士「……?」
魔法使い「僧侶さんって子供に人気でしょ?」
戦士「あー、子供と遊んでる時によく囲まれてるの見るわ」
騎士「まあ本人も隠してないしな。彼は孤児院と神殿に献金してるんだよ」
戦士「あー、なるほど、そういう事か。人のために金使えるのすげえな」
僧侶「あなただって人のために力を使っているでしょう……?(ドアを開けて入ってくる)」


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Post-0069

戦士「おう、ただいま」
魔法使い「帰りましたー」
僧侶「戦士さんと魔法使いさんで出かけるなんて珍しいですね」
盗賊「フン、何考えてるか知らねえが、その袋に隠してる物だせよ。何隠してるんだ」
魔法使い「な、何も隠してないですよー」
盗賊「バレないわけないだろ。そもそもお前ら2人で出かけてる時点で怪しいんだよ」
戦士「はー。盗賊、お前さ、仲間までそういう目で見るなよ」
盗賊「入れ替わってないとも言えないだろ」
戦士「入れ替わられるような馬鹿もうちにはいねえよ」
盗賊「わざを喧嘩を売って誤魔化すな。ヤバいものではないな。そういう奴じゃねえ」
魔法使い「まあ隠すの無理ですね。だから今日行ったんです」
戦士「ほらよ。俺らが出会った日の記念だよ。お前用の新しい革靴」


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Post-0068

魔法使い「あれ?今日はみなさんいないんですね」
看板娘「なんか急ぎの仕事で、肉体労働だから魔法使い誘わないで行くって言ってたよ。僧侶はさっき帰った」
魔法使い「なーんだ。じゃあたまにはゆっくり本を読みながら飲ませて貰おうかな。まずエールを」
看板娘「はいよ。多めに注いどいたよ」
魔法使い「ありがとうございます」

別卓「あの戦士みたいな馬鹿がのさばると俺らまで馬鹿に見られるよな」
別卓「騎士様もお固くてさ」
別卓「あの盗賊だってただ者じゃないだろ。本当に人間か」

看板娘「あんた……泣いてるのかい!?」
魔法使い「悔しい……大事な仲間が馬鹿にされているのに、僕は怒って殴りに行く事さえできない……」
僧侶「それは優しさですよ。あなたが怒りにまかせて魔法を使ったらこの酒場は消し飛ぶでしょう」
魔法使い「僧侶さん……」
僧侶「いいんですよ。あなたがそこまで怒るだけの価値がみなさんにはある。私もそう思っています」
看板娘「馬鹿でもお固くても人間じゃなくても、いい奴らじゃないか。あんたも。ほら、おしぼりで顔ふきな」


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Post-0067

騎士「ふむ、魔術学園で使われていた魔力が生態系に影響を及ぼしたと」
戦士「つまり、魔法でなんか化け物が大量に生まれたんだな」
僧侶「漏れると不味い情報ですよね」
盗賊「大丈夫、もう外に預けてある。俺らが帰らなければ情報は官憲に行く」
騎士「頼りになるな」
学生「大丈夫です、そんな不義理な事はしません」
戦士「お前も色々情報くれてありがとうな。何言ってるのかさっぱりわからんかったけど」
学生「いえ、少しでもお役に立てて嬉しいです。冒険者さんって凄いですね」
盗賊「凄くもねえよ。お前らの方が世の中の役に立ってるだろ」
学生「そうでしょうか……?」
戦士「やりたい事をやりゃあいいんだよ。興味あるならうちに来てみるか?」
学生「いいんですか……!?」
騎士「はは、現実を見れば思い直すかも知れないしな」

戦士「あのときお前誘って正解だったよな」
騎士「ここまで素晴らしい人材だとは思っていなかった」
魔法使い「あはは、みなさんが扉を開いてくれたからですよ」


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Post-0065

騎士「少々敵が多いな」
戦士「来たのを順次ぶっ倒せばいいんだよ」
騎士「シンプルだな」
盗賊「まあ間違ってはいない」
僧侶「みなさんご加護を!<祝福>!」
魔法使い「ちょっと時間を稼いで下さいね!(詠唱開始)」

僧侶「危ない!戦士さん!横から!」
戦士「2対1程度で余裕ぶっこいてんじゃねえ!おらァ!」(殴り倒す)
(横から敵が迫る)
僧侶「危ない!」
戦士「危なくねーよ」
盗賊「その通り」(横から来た相手を足払いで転ばせる)
騎士「横は頼れる仲間がいるからな」
魔法使い「お待たせしました!<眠りの雲!>」
戦士「後ろもな」


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Post-0064

僧侶「む、むごい……。神よ、この者の魂を天に迎えたまえ……」
戦士「こいつ、誰より先に飛び出したんだろ。誰より……。なあ、他の奴らは何してたんだ?」
騎士「駄目だ戦士。他を責めるな。こいつは勇敢だった。他が勇敢でない事は責められない」
盗賊「そうだな。誰だって死にたくない」
魔法使い「でも、この人は先に飛び出したんですよね」
戦士「そうだな。こいつの無念を、晴らして、やらないとな……」
騎士「よく飲み込んだな」


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Post-0063

聖騎士女「騎士殿。少し話をさせて貰っていいか」
騎士「もちろん。別の部屋で話をした方がいいか?」
聖騎士女「ご配慮痛み入る。頼めるか」

魔法使い「うわーめちゃくちゃ綺麗な人ですね」
盗賊「ツラもいいけど洒落にならんくらい強いぞ」
魔法使い「あれ、お知り合いですか?」
戦士「盗賊娘のパーティのリーダーだよ。お固いけどいい女だ」
魔法使い「多分その言い方やめた方がいいですよ」
戦士「そうか?じゃあ、身持ちも頭も固い女」

聖騎士女「悪口は大声で言うものではないぞ」
戦士「すまん褒めてるつもりだった」
聖騎士女「殴り倒すには少々強いからな、今日は見逃してやる」
戦士「はいはい負けた負けた」

騎士「うちの馬鹿がすまんな、向こうで話を聞こう」
聖騎士女「いや、盗賊娘を紹介して貰って正直助かっている」
騎士「はは、お互い様だ。さ、こちらへどうぞ」


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