魔法使い「では、行きますね。<対話>!」
呪術女「言葉が……わかる?これは助かる。我の伝えたい事が伝えられずもどかしかった」
蛮族娘「オレらは隠す事がないから大丈夫だ!」
魔法使い「あの、僕らが隠したい事があるのと、コストがかかるので毎回は無理なんです」
蛮族娘「そうなのか」
騎士「では、早速詳しく教えて頂けますかな?」
呪術女「うむ。我らの部族の代表は勇士。知恵の長は呪術師だ。我らは『封じられし土地』を守って生きている」
戦士「そうだったのか」
呪術女「我らは長く外との交流を絶って暮らしていた。守るためには『知られない』事が一番だからだ」
盗賊「そうだな、どんな宝でも『持っている』と知られた時点で危うい」
呪術女「しかし、戦士の一件があり、外にも誉れのあるものがいると知れた」
騎士「戦士が……誉れあるもの……?」
呪術女「それから勇士は『外を知るべきだ』として、我らと共に外の言葉を覚えた。話せなければ理解しあえない」
僧侶「そうですよね」
蛮族娘「だから、集落に銀色の鉄の塊が来た時、勇士はもてなした。そして『封じられし土地』ではない遺跡に行くというのでオレをつけて案内させた。オレは送って帰ってきた」
呪術女「しかし、帰ってきた銀の塊は『礼をしたい』と言って勇士や呪術師、他の屈強な男を誘った」
蛮族娘「でも向かった男達は返ってこなかった。奴らがしびれ薬を飲ませ、全員を荷車で運んだ。オレは追いかけて銀の塊に挑んだが、傷だらけの大男に嬲られ、力尽き、とどめも刺されずにおいて行かれた……」
呪術女「蛮族娘、泣かないで」
騎士「あらゆる意味で許せんな……」
呪術女「蛮族娘が助けを呼びに飛び出した後、男達が戻ってきた。銀の塊も大男もいなかった。にやけた嫌な男が『黄金郷について教えないなら、集落を燃やすしかないねぃ』と、何故か我らの言葉で言った。しかし我らは『黄金郷』など知らない。それが『封じられし土地』なら死んでも教えられない」
戦士「それで、こうなったんだな……。(低くうなり声を上げる)」
呪術女「『封じられし土地』については代々いくさの長と知恵の長で別々に口伝される。二人が口を割らない限り『封じられし土地』は問題ない。だから、勇士と呪術師を取り返して欲しい」
魔法使い「だ、駄目です……!それでは『封じられし土地』はもう漏れているかも知れない!」
呪術女「勇士と呪術師は強い。痛めつけられても口を割らない」
魔法使い「違うんです。口を割らなくても情報を得る方法がある……!」
盗賊「そうか、今使っている<対話>がまさに……!」
#ちょっとズレてるお人好しども
追って加筆修正し、以下まとめサイトに掲載します!
https://t.co/4qDFo5YkPa
魔法使い「では、行きますね。<対話>!」
呪術女「言葉が……わかる?これは助かる。我の伝えたい事が伝えられずもどかしかった」
蛮族娘「オレらは隠す事がないから大丈夫だ!」
魔法使い「あの、僕らが隠したい事があるのと、コストがかかるので毎回は無理なんです」
蛮族娘「そうなのか」…— 大北天魔王:如月翔也⋈TRPGer (@showya_kiss) July 10, 2026
※収録に当たって多少手直ししているものがあります。