Post-0049

戦士「仕事なくて日干しになりそうだな」
僧侶「まあ蓄えはありますから、多少は……」
戦士「蓄えてんのか。俺呑んじまったよ」
騎士「馬鹿にもほどがあるな。屋敷に来るか?」
戦士「いや、いいわ。そろそろ仕事来るだろ」
盗賊「俺は前回で懲りたから多少蓄えてるぞ」
魔法使い「僕は寮費払ってるのでしばらくご飯は食べられます」
戦士「腹減ってるの俺だけかよ」

戦士「お、お客さんか。今俺らしかいないから俺らの仕事だな」
依頼人「すみません、冒険者って何でも屋ですよね」
戦士「いや。したくない事はしないぞ」
依頼人「不倫がバレそうなので工作をお願いしたいんです」
戦士「そうか」
(戦士・依頼人を殴り倒す)
戦士「してるって言ったんだから文句ねえよな。土下座でもしてこいよ屑」
(戦士そのまま依頼人を酒場の外に放り出す)

戦士「あー、腹減ったなー……」
騎士「今回は怒る気にはならんな」


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※収録に当たって多少手直ししているものがあります。

Post-0048

戦士「おう、ここが悪人に地上げされてる孤児院か」
僧侶「酷い事をする人がいますね」
騎士「嘆かわしい。金よりも大事なものなど世の中にいくらでもあるだろうに」
盗賊「まあ、話だけ聞いて裏を取りに行くよ」
魔法使い「派手な魔法使うと衝撃で倒れそうな孤児院ですね。今回あまりお役に立てないかも……」

(戦士が入ろうとすると卵が飛んでくる)
戦士「おっと」(頭にぶつかる)
騎士「うむ」(空中で払いのける)
盗賊(首だけ避ける)
僧侶(綺麗にキャッチする)
魔法使い「あわわ」(戦士が空中キャッチする)
戦士「おーい、俺らは地上げじゃない」
(卵が飛んでこなくなる)
魔法使い「せ、戦士さん、なぜ避けなかったんですか……?」
戦士「だってよ、ガキが悪者追い返そうと思って投げてきたんだろ」
騎士「なるほど、そういう考えか」
戦士「まあ、よ。勘違いだし、避けてもいいんだけどな。自分の家を守ろうって投げた卵だろ。これもまあ報酬のうちだよ」


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Post-0047

シスター「だめです。神像は渡せません」
悪人「いいからよ、それだけ寄越せよ。いくら強くてもガキ庇いながらじゃ限界あるだろ?」
シスター「子供は、子供にだけは手を出さないで」
悪人「神像だけ渡してくれればな。アダマンタイトでできてるんだろ?」
シスター「神よ……」

戦士「おう、よく頑張ってくれたな。バトンタッチだ。自分でブチのめすか?俺らがやるか?」
僧侶「さあ、子供達、こっちに集まって。シスターはもう大丈夫ですからね」
騎士「既に退路はないぞ悪人ども」
魔法使い「あはは、外は<眠りの雲>でみんな寝てますからね。今盗賊さんが縛ってますよ」

悪人「……!?」
シスター「子供の前で手荒な事はしたくありません」
戦士「OK、子供を連れて中に入ってな。こういうゴミは痛い目に遭わしておかないということ聞かないからな」
騎士「しっかり償わせる。心配するな」
魔法使い「大勢を呼んでもね、魔法なら一気に片がつくんですよ」
僧侶「さあシスター、中へどうぞ」


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Post-0045

子供1「こ、こっちくるなよ悪人!」
子供2「中には通さないぞ……!」
悪人「ガキが。いいから黙ってシスターの身柄寄越せ」
子供3「い、嫌だ!」
悪人「2〜3人痛めつけるか?」

僧侶「痛めつけられるのはあなたたちですね……」
騎士「裏も吐いて貰おうか」
盗賊「ガキども、よくやったな。酒場のことを誰に聞いた?」
戦士「あ、俺が教えてた。ガキと仲良くてさ」
子供「あー戦士さん!助かった!」
僧侶「あと、言っておきますね。ここのシスター私より強いですよ」
パーティ「!?」
僧侶「彼女、元聖堂騎士のナンバー2です」


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Post-0044

戦士「くっそ、間に合わなかった。子供が別の町に送られちまった。おい騎士。俺を殴れ」
(騎士に殴られて壁にたたきつけられる戦士)
戦士「いってーな。おい、お前も殴られたいだろ?」
(頷く騎士。殴り飛ばす戦士)
騎士「よし。盗賊、助けてくれるか」
盗賊「任せろ。今から馬を飛ばせばなんとかなる」
僧侶「子供達も不安に思っているはずです。すぐに助けに行きましょう」
魔法使い「とっておきのスクロール持ってきましたよ。みなさんで使いましょう」
戦士・騎士「よし、行くか。子供を助けた後で殴って貰わないとな」


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Post-0041

騎士「今回はかなりの大成功だったな。生還を祝って乾杯しよう。杯を掲げろ!」
全員「かんぱーい!」
戦士「(一気にあおって)今日は久々に蒸留酒飲むか」
盗賊「お前は駄目だぞ、魔法使い」
魔法使い「はい。蜂蜜酒くらいがちょうどいいです」
僧侶「せせらぎ村のワインもありますよ」
看板娘「ほら、子豚の蒸し焼きだよ。今回は儲かったの?」
戦士「あはは、久々に大儲けだよ」

(しばらく楽しく飲んでいる)
(町人が一人脇を通りかかる)
(突然町人を引き倒す盗賊)

盗賊「おい、お前町の者じゃないな」
町人「いえ、この町の者です」
盗賊「残念だったな、俺は全員の顔を覚えてるんだ」

(町人の懐をまさぐる盗賊)

盗賊「そして町人はこんな毒瓶を持っていない。飲んでみるか?」
町人「く、くそ、化け物か」
盗賊「変装は上手かったな。しかしそいつには目元にほくろがあるんだ」
町人「お前何者だ」
盗賊「しがない盗賊だよ。おい、みんな、俺はちょっとコイツと遊んでくるから続けておいてくれ」


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Post-0040

騎士「ふむ、こちらの山賊どもは一息つける感じか」
騎士「ん?向こうに一団が行くな。あっちは手薄だ」
騎士「まあ死ぬほどの怪我でもないな。行こう」

騎士「ぜぇぜぇ……。片付けた。む、向こうにまた一団が」
騎士「もう少し減らせれば皆が怪我をせずに済む。行こう」

戦士「馬鹿野郎!てめえ怪我だらけじゃねえか!行くな!俺が行く!」
騎士「おお、戦士。2人いれば楽に」
戦士「てめえは帰れ!貴族の行いだか知らんが、『一人も死なせない』から自分を外すんじゃねえ!」
騎士「……!」
戦士「てめえが死んでも『一人も死なせない』が守れないだろ!騎士様は約束を守らないのか!?」
騎士「す、すまん」
戦士「とっとと帰って僧侶に治して貰って、後は最終ラインで身体を休めてろ生真面目野郎!」


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Post-0039

盗賊娘「ねえ戦士、あんたは誰にでもそんな感じで優しいの?」
戦士「優しくはねえけど、相手で態度も変えねえな」
盗賊娘「あー、そんな感じなんだ」
戦士「まあ、な。仲間は別だぞ。あいつらはもう分かってるし分かってくれてる」
盗賊娘「へー、いいね」
戦士「ん?お前も仲間だろ?」
盗賊娘「別パーティに押し込んでおいて?」
戦士「パーティが別でも仲間だろ」
盗賊娘「そう。……認めて、くれてるんだ」
戦士「当たり前だろ。お前すげえ大活躍だって聞いてるぞ」
盗賊娘「そりゃ、まあ、あんたの紹介だからね」
戦士「俺の顔はどうでもいいからさ、楽しくやれよ。他に行きたかったらそれでもいいし、冒険者やめてもいいんだからな」
盗賊娘「うん……。わかった」
戦士「おうよ。じゃあな。またなんかあったら来いよ。俺もそっち行くし」
盗賊娘「うん……。じゃあ、またね」

僧侶(もう少し、戦士さんが察し良ければいいんですけどねぇ……)


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Post-0037

盗賊「なあ、別パーティにいる盗賊娘、アイツなんなんだ?」
戦士「ああ、昔色々あってな」
僧侶「聞いても?」
戦士「別に隠してもいないからな。アイツ地下組織の刺客だったんだよ」
騎士「お前を狙って?」
戦士「いや、まだ仕事をした事がなかった。行きがけで地下組織ぶっ潰した時に拾ってな」
魔法使い「だいたい想像できます」
戦士「いや、さすがにさ、堅気にはなれないだろうから、知ってるパーティに預けたんだよ」
盗賊「それだけ?」
戦士「それだけ。まあたまに様子は見に行ったけどな」
騎士「お前が拾ってやれば良かったのに」
戦士「変に俺に恩を感じて貰っても良くねーしさ。あとあっちのパーティには女いるから」
魔法使い「本当に戦士さんっていい人ですよね」
僧侶(いい人過ぎるんですよねぇ……)
戦士「ん?なんか言った?」
僧侶「いえ、正しき行いは神に認められますよ」
戦士「認めて貰っても腹は膨れねえけどな」


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Post-0036

看板娘「あんたらさ、もうちょっと上手く生きられないの?」
戦士「冒険者の時点で上手く生きられてねえだろ。何言ってんだ?」
盗賊(吹き出す)
僧侶「あはははは、おっしゃるとおりですね」
騎士「私は十分上手く生きているつもりだが?」
魔法使い「左遷されているのに?」
騎士「言われてみればそうだな」
看板娘「あんたらさ、正しい事はしてると思うんだけどさ、もうちょっと上手くやれない?」
戦士「俺らは冒険者だからさ。人の目に怯えてても死ぬ時は死ぬからさ。だから自分が正しいと思う事を曲げたくねーんだよな。ああしとけば良かったと思いながら死にたくねえ」
盗賊「お前、本当に馬鹿だな。でもまあ馬鹿にしか見えない真実もあると思うわ」
僧侶「戦士さん、是非教会にいらっしゃい」
騎士「やり方は馬鹿だが、正しさが間違っていなければ別に問題ないな」
魔法使い「自分を曲げないって凄いですよね」
看板娘「きいたあたしが馬鹿だったよ。馬鹿がうつったかね。ほら、エール飲んでいきな」


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