Post-0083

僧侶「こ、これは邪神の聖印……!」
戦士「くっそ、宗教がらみかよ、めんどくせえ!」
盗賊「存在もしない邪神を信じて、ご苦労なこった」
僧侶「邪神は、存在、します」
戦士「いやまあお前の神はいるだろうけどよ」
僧侶「存在しない邪神など受肉しない……私は受肉を止めるために……下ろされた子供を……ああああああ!」
盗賊「まずい抑えろ!」
戦士(とっさに僧侶を組み伏せる)
騎士「そうか、あの事件か」
僧侶「私は、私はあまりにも罪深い……!」
魔法使い「……。<天蓋>。少し、ゆっくり休みましょう、僧侶さん。言いたくないことは言わなくていいですから」


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Post-0082

盗賊「なあ聖騎士女、地下にも<衝撃>を撃てば楽できるんじゃないか?」
剣士「やめろ。我がリーダーに<加護>を使わせようとするな。<加護>は彼女の判断で使うものだ」
聖騎士女「ありがとう剣士。すまない、盗賊。<衝撃>は減衰する。地中に向けるのは威力調整が難しいのだ」
盗賊「なるほど。威力が下がるのではなく、不要に殺すから使いたくないんだな」
剣士「黙れ。<加護>を探るな」
術士「落ち着け剣士。探っていない。奴はお前と同じ事を考えている」
剣士「あ……すまない。無礼を働いた」
盗賊「いいパーティだな」


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Post-0081

魔法使い「新しい杖にも慣れてきて、無理なく魔法3連発くらいできるようになりましたー」
騎士「凄いな。精神力は持つのか?」
魔法使い「だいぶコツを覚えてきたので」
戦士「あー、コツ覚えると負担軽くなるよな」

敵「強いな。しかし後衛は強くないだろう!」
戦士「やべ」
(後ろのドアが開き強そうな敵が現れる)
盗賊「魔法使い、僧侶、逃げろ!」
僧侶「突破しないと逃げられません!」
魔法使い「1人だけなら大丈夫ですよ。<障壁>!<障壁>!<障壁>!」
敵「!?」
魔法使い「閉じ込めました」
戦士「聖騎士女以外に『敵に回したくねえ』って思ったの初めてかも」


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Post-0080

戦士「辺境の廃城を反乱者が根城にしてるって、この地方は呪われてんのかよ」
騎士「まあ、無礼にはなるが、この地方の領主は少々頼りなく見えるからな。少なくとも武人肌ではない」
魔法使い「でも領地運営は上手く行ってますし、わりとみんな暮らしやすいですよ」
盗賊「逆に言うと領民におもねって見えるんだろうな」
剣士「コホン、我がリーダーが聞いて困るような事は小声で言ってくれるか」
聖騎士女「聞かなかった事にする。人の口に戸は立てられない」
盗賊娘「今回は2パーティ連携だから、喧嘩しないでね……?」
僧侶「聖騎士女さんのパーティであれば安心して任せられます。我々は不要では?」
聖騎士女「謙遜するな。が、適材適所。盗賊娘、入り口の向こうには反乱者しかいないな?」
盗賊娘「はい。間違いないです」
盗賊「俺も見てきた。間違いない」
聖騎士女「ならば手加減は不要だな。下がっていてくれ」
(聖騎士女、城門に手を当てる)
聖騎士女「神よ!<衝撃>!」
(ヴゥン!)
聖騎士女「終わった。地下には届いていないから、そこを集中的に探索しよう」

魔法使い「こ、恐い……」
戦士「あんなの喰らったら骨バラバラだからな」


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Post-0079

盗賊娘「聖騎士女さん、聖騎士女さんは聖騎士だから、<加護>を持っているんですよね?」
聖騎士女「当然、そうだ。<加護>を授からない者は聖騎士ではない」
盗賊娘「聖騎士女さんが<加護>を使っているところを見た事がない気がします」
聖騎士女「はは、気を使ってくれているのか。単に使う必要がないから使わない。見せびらかすものでもないからな」
盗賊娘「な、なるほど」
聖騎士女「私が誇っているのは、<加護>そのものではない。それを授かるに至った努力をこそ誇っている」
盗賊娘「……?」
聖騎士女「<加護>も技術も努力の上にしか成り立たない。それがどんなものであれ、それを得るに至った努力は誇ってよいと私は思う。盗賊娘の技術もそうだ」
盗賊娘「……!」
聖騎士女「得たものをどう使うか。そして使わない事も含め、それが授かるという事だと、私は思う」
盗賊娘「聖騎士女さん……!」
聖騎士女「それと、特別に教えてあげよう。私の<加護>は<衝撃>だ(いたずらっぽい笑みで)」


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Post-0078

盗賊「おい、関わるな」
騎士「貴様。ご婦人が座り込んで泣いているぞ。何をしている」
戦士「騎士様が行くなら俺は見てていいかな……。ん……?」
(戦士、座り込んでいる女性に近づく)
戦士「なるほど。それを仕舞えよ。俺と騎士でやる」
(言いながら女性が手に握っているナイフをもぎとる)
戦士「女が泣くのは騎士が守るよな。俺は握ったナイフになる。好きな方選べよ。俺はこのナイフを使う」


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Post-0077

盗賊「馬鹿野郎!行くなつったのに罠踏んだな!」
戦士「怒ってる場合じゃないだろ!追いつかれたら死ぬぞ!」
騎士「敵ならともかく、大岩はどうにもならん!」
僧侶「しかも一本道ですよ!いつか追いつかれます!」
魔法使い「皆さん先に行って!僕がやります!」
戦士「何ができるんだよ!?」
魔法使い「後ろ向きに魔法連発します。巻き込まれないで!」
盗賊「おうよ!」
魔法使い「<火球>!<火球>!<火球>!<火球>!そして<凍結>!」
戦士「岩が……割れた!?」
魔法使い「このサイズなら!<障壁>!さあ逃げ込んで!」

盗賊「お前何やったんだよ?」
魔法使い「えーと、熱い土鍋に水注ぐと割れますよね?」


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Post-0076

聖騎士女「みな、お疲れ。今回も上手く行ったな。今日は飲んでくれ」
他パーティ「かんぱーい!」
盗賊娘「思ったより収入になりましたね」
聖騎士女「盗賊娘が全ての罠を外してくれたおかげだ。今までなら手に入らないものまで手に入った。本当にありがとう」
盗賊娘「うふふ。みんなの役に立てて嬉しいです」
剣士「盗賊娘君は戦いも十分に強いしな」
盗賊娘「あ、ありがとう」
術士「前が一枚厚くなると安心して術が使える」
剣士「君を紹介してくれた戦士君には感謝にたえないな」
盗賊娘(無邪気な笑みを浮かべる)
聖騎士女「いい笑顔をする」
盗賊娘(赤面する)

(しばらく楽しく飲んでいる)
(酔っ払いが盗賊娘に近づく)

盗賊娘「(伸ばした手をひねり上げて)ごめんね、そういうの、嫌なんだ」
剣士「我らの団員に手を出すという事はそれなりに覚悟があるのだな?」
聖騎士女「私ではなく盗賊娘に手を出したという事は、酔っての狼藉ではないと判断するぞ」
酔っ払い「ひ、ひぃっ……」
術士「斬られる前に謝って逃げな」

盗賊娘「あの人達さ、めちゃくちゃいい人達なんだよ」
戦士「だろ。ちょっとお高いけどいい奴らだと思うよ」


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Post-0075

魔法使い「みなさん!やりました!僕、魔術学園でメンターに推薦されました!」
戦士「おー、すごいな。勉強しかできない根性無し」
騎士「ふん、お前みたいな男には学園がお似合いだ」
僧侶「良かったですね、向こうでも頑張って」
盗賊「もともとうちのパーティには向いてなかったからな」
魔法使い「無理しなくていいですよ。僕メンターになっても外で冒険しますからね。むしろ教室から予算でますよ」

全員「……」

戦士「そうだったのか。良かったなお前」
騎士「そうか。私はてっきり我々の存在が君の足を引っ張るかと」
僧侶「辛い言葉を言ってしまってすみません」
盗賊「お前が抜けると正直辛いんだよ」
魔法使い「これからもよろしくお願いしますね!」


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Post-0074

戦士「くっそ、コイツ確保して帰らないといけないのに大暴れしやがる!」
騎士「しかもなかなか腕がいい。生け捕りだと相当弱らせないと……」
僧侶「時間ないですよ」
盗賊「とりあえず向こうのドアを塞いでおくぞ。少し時間が稼げる」
魔法使い「あのー。ちょっと卑怯なんですが、簡単に片付けますか……?」
戦士「え?できるの?」
魔法使い「ええ。<浮遊>!ほらね、相手浮いたのでもう動けませんよ。袋かぶせましょう」
騎士「天才か」


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