Post-0014

戦士「俺は本当に貴族に勝てねえな……」(倒れる)
貴族「はッ、平民が。貴族に逆らおうなどとは100年早いわ」(戦士の顔を踏みにじる)
騎士「その汚い足をどけろ。貴様ごときが踏んでよい顔ではない」
貴族「なに!?」
騎士「その男は生まれは卑しく考えも浅い。馬鹿だし剣の腕も並程度だ」
戦士「追い打ちかよ」
騎士「しかしその男は人のために命を賭けられる。それだけで貴様などよりよっぽど尊い。人を虐げる貴族などよりな!」
貴族「騎士風情が私に逆らうのか!?」
騎士「生まれは生き方に優先しない。まず足をどけ、詫びるなら許そう。でなければ、地獄で永遠に悔やめ」
戦士「お前のそんな顔初めて見たよ……」


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※収録に当たって多少手直ししているものがあります。

Post-0013

戦士「勝てねぇ……くそっ」(倒れる戦士)
貴族「ふん、傭兵風情がたてつきよって。次はお前だ魔術師」
魔法使い「戦士さん……。すみません、一緒に死んで下さい、戦士さん」(集中して呪文を唱え始める)
貴族「おい、まさか自爆魔法を……」
魔法使い「戦士さんが負けた時点で僕の命はもうありません。しかし、あなたをのさばらせるわけにはいきません……!」
貴族「ま、待て」
魔法使い(更に集中を深める)

騎士「おい待て。死ぬ前に私に戦わせろ」
貴族「騎士!?」
騎士「馬鹿どもが。人間関係で私に迷惑をかけまいと、私に言わなかったな」
戦士「す、すまねえ」
騎士「いいか。道を違えた貴族など、貴族を名乗る価値はない。むしろ私がすべき事だ」
貴族「ぬかしおって」
騎士「抜け。懺悔の言葉を聞いてやる。それが終わったら、その首を床に置いて貰う」


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※収録に当たって多少手直ししているものがあります。

Post-0011

戦士「さすがに連続のタダ働きは辛いな」
僧侶「でも子供達は笑ってましたよ」
盗賊「笑顔で腹は膨れねえな」
騎士「収入がないと厳しいな。皆、私の屋敷で食事でも?」
盗賊「お前に喰わせて貰うくらいなら土喰うわ」
戦士「盗賊、お前土の味本当に知ってるのか?」
盗賊「生々しいな。撤回するわ。虫喰う」
戦士「虫は喰った事あるんだ?」
盗賊「思い出させんな」
騎士「意地を張らずに屋敷に来ればいいのに」
戦士・盗賊「「黙ってろ」」
僧侶(苦笑)

看板娘「ほら、お人好しども。エールだよ」
戦士「頼んでないって」
看板娘「おっとオーダーミスだね。腹の中にでも捨てておいて」
盗賊「感謝」

看板娘「ほら、肉盛りだよ」
僧侶「おや?注文違いでは?」
看板娘「あっちのダンディどもがお嬢さん達に奢りだってさ」
野次馬(サムズアップ)
騎士「すまんな、今度儲けたらもっと高いのを奢るよ!」


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Post-0010

乞食「……。だれか、だれか助けて」
盗賊「うちは駆け込み寺なのか……。今日は僧侶様もいないぞ」
戦士「大事そうに手彫りの神像を持ってるな」
(騎士、乞食の前に歩いてかがみ込む)
騎士「素敵な神像を持っているじゃないか。是非私の聖印と交換してくれ。少々趣味が悪いが」
乞食「そ、そんな高そうな物」
騎士「いや、君の持っている神像の方が思いが籠もっている。頂くよ」
(騎士、そっと神像と金の聖印を交換する)
乞食「あ、ありがとうございます。それより」
騎士「待ちたまえ。釣りがある。なにか一つ叶えてやろう。座ってミルクを飲み、考えろ」

盗賊「はー、くっせえ芝居しやがる」
戦士「頭が痛いことにな、あれな、真面目にやってるんだ、あいつ」


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Post-0009

騎士「みんな揃っているな。結構結構」
戦士「なんで鎧凹んでるんだよ」
盗賊「戦うのはいいけど喰らうなよ」
魔法使い「相手の面子のために一撃入れさせたんでしょう?」
僧侶「さすが騎士様ですね」
騎士「全てを先回りして言うな。通りがかりにな、女性に侮蔑の言葉を吐く騎士がいたのでな」
戦士「はいはい。で、今度は看板娘の尻を撫でた馬鹿を殴り倒すのか?」
騎士「そんな奴がいるならな」
盗賊「昔はいたがもういないな」
騎士「結構」
魔法使い「強面の騎士様がいますからね」

看板娘「どうでもいいからなんか注文しな」


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Post-0008

戦士「強ええ。これは勝てないな」
相手「ならば逃げろ。背中からは斬らん」
戦士「すまんな、勝てなくても逃げられない。ちょっと時間を稼がせて貰うぜ。俺が地獄に行くまで付き合ってくれ」
相手「その意気や良し。剣の錆にしてくれよう」
騎士「おっと、その戦いは預からせて貰おう。強情者の戦士を死なせるわけにもいかんからな。不本意だが二対一、引いてくれるか?」
相手「背中から斬らんのならな」
戦士「すまねえ、勝負は預けてくれ。次は渡り合えるようにする」
相手「楽しみにしている」(去る)

騎士「本来こういうのは私のすることではないのか?」


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Post-0002

僧侶「こんな、幼き命を……むごい……。命を、命を持って贖わせねば」
戦士「ちょっと待て僧侶様、お前はもう聖堂騎士じゃない。人殺しに嫌気がさして引退した腑抜けのお優しい僧侶様だろ。お前が殺しちゃ駄目だ」
盗賊「死んだ子供達も、優しい僧侶様が手を汚す事を望むとは思えない」
騎士「大丈夫だ、生まれた事を後悔するくらい痛めつけて突き出し、吊るして貰えばいい」
戦士「騎士様もアホみたいにブチ切れてるな。僧侶、こういうとき一番に爆発する騎士様が、お前のために抑えてるんだぞ。お前は迷わないで戻ってこい」
僧侶「みなさん……」
盗賊「お前はいつも通り、人を殺めてはいけません、って言ってろよ。それで救われるのは俺たちだけじゃないと思うぜ」
騎士「ともあれ、弔い合戦だ。私の怒りは相手にぶつけよう」
僧侶「怒りで人を殺めてはいけませんよ」
全員「それだよ」


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