Post-0132

銀騎士「さ、女は今手配しております。まず黄金郷をお楽しみ頂ければ」
第三王子「見せよ」
銀騎士「この湖の前にある碑文、これは古代の魔法語だそうです。この前で、今朝日が昇るこの時間に、煙の木を焚きます」
闘士「……!?地震だ、でけえ!」
第三王子「地震ごときが余を害せるわけもない」
銀騎士「仰るとおりです……そして、この通り、『黄金郷』が現れます」
闘士「おい、全部黄金だ。建物も木も人の像まで……!」
銀騎士「これだけの黄金があれば供物としても十分でしょう。お喜び頂けましたでしょうか」
第三王子「余が手に取るまで褒めるには値せぬ」
銀騎士「仰るとおりです。おい、兵士。金の像を1つもってこい」
兵士「は、はい。しばらくお待ちを」

兵士「あ、あれ?鳥が飛んできて……金の鳥になって落ちた!?何かおかしいです銀騎士様!」
銀騎士「ふむ……?」
第三王子「迷うな。早く献上せよ」
銀騎士「は、はい。兵士、いいから行け」
兵士「は、はい……。あ、足が!あ、ああ!つま先から金に……!誰か!誰か助けて!」
闘士「はぁー。そういう事か。いくらでも黄金が作れるな」
第三王子「踏み込んでから金になるまでに時間がある。踏み込んで、像を押し出し、金になれば良い」
銀騎士「お、王子?」
第三王子「蛮族にせよ兵士にせよ価値のない命。早く金を余の手に」
銀騎士「は、はい……」
闘士「先に言っとくが俺様はしないからな。王子様をお守りする高貴な仕事があるからよ」
銀騎士「へ、兵士ども。行け」
兵士達「……!?」
銀騎士「お前だ。行かなければ、ここで斬る」
兵士B「い、嫌です。死んだ方がましだ……!」
銀騎士「お前の家族は知っている。わかるな?『死んだ方がマシ』より酷い事が」
兵士B「うっ……うっ……せ、せめて家族に恩賞を……」
銀騎士「約束する。行ってくれ」
第三王子「遅い」

#ズレよし
#ちょっとズレてるお人好しども

追って加筆修正し、以下まとめサイトに掲載します!
https://t.co/4qDFo5YkPa


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※収録に当たって多少手直ししているものがあります。

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