僧侶「こうやって二人でお話しするのも久しぶりですね」
シスター「聞きました……って、言っても本性は見抜かれてるね。聞いたよ、邪神を封印したんだろ?」
僧侶「ええ、私ではなく仲間の魔法使いさんが」
シスター「ついに、敵が取れたんだね」
僧侶「いえ、あの子の敵は私です。あの手応えは一生消えない」
シスター「あんたには辛い思いをさせちまった」
僧侶「いえ、あなたが言ってくれなければ、私は自分で選ばなければならなかった」
シスター「そんな綺麗なもんじゃないよ」
僧侶「だから、私は今日来たのです。あなたは間違っていなかった。だからご自身を責める必要はありません」
シスター「はッ、いっちょ前にあたしを許すと?違うね、あたしが罪深かったのは、あんたが手を下した瞬間、奴の加護が一瞬なくなったのを喜んだ事だよ。あの子と、あんたと、世界を天秤にかけちまった。猟犬として仕事を果たした瞬間、あたしは人間じゃなく狗だったのさ」
僧侶「そこまでご自身を責めなくても」
シスター「あんたもだよ。どうせあたしたちは自分を許せない。だから人を救うんだろ。次は全員救えよ」
僧侶「ありがとう……ございます」
シスター「お気をつけてお帰り下さいね」
僧侶「お世話になりました。また」
子供「シスター、今日のおやつはなに?」
シスター「ホットケーキに蜂蜜をかけましょうか」
僧侶「こうやって二人でお話しするのも久しぶりですね」
シスター「聞きました……って、言っても本性は見抜かれてるね。聞いたよ、邪神を封印したんだろ?」
僧侶「ええ、私ではなく仲間の魔法使いさんが」
シスター「ついに、敵が取れたんだね」…— 大北天魔王:如月翔也⋈TRPGer (@showya_kiss) July 6, 2026
※収録に当たって多少手直ししているものがあります。