Post-0196

禁術複製「終わらせる?」
禁術娘「破術争奪戦を?」
魔法使い「確実ではないんですけど、試す価値はあると思います。じゃあ、どうやって破術を集めるかを考えましょう」
禁術複製「どうやって終わらせるんだよねぃ?」
禁術娘「まほクンは、まず集める、その後危ない部分を修正して広める、って言ったねェ?」
魔法使い「そうですね。まず、前提として争奪戦に参加している人、みんな勘違いをしているんです」
禁術娘「勘違い?」
魔法使い「破術を全部集めたい、と不死を守りたい、の2つを守る場合、参加者全員を殺すのは一つの答えですが、最適解ではないんです」
禁術複製「最適解ではない?どういう意味なんだねぃ?襲ってくるのは全部殺せばいいよねぃ?」
魔法使い「そうとも限りません。まず、不死を確保するために自分しか知らない破術を1つ持っておく事自体は意味があります」
禁術娘「そうだねェ」
魔法使い「しかし、人から破術を奪った後、相手を殺す必要は無いんです」
盗賊「それだと取り返そうとして後で襲ってくるぞ」
魔法使い「そうです。だから、襲ってくる前に他に広めればいい。そうすれば知ってる人間が3人、相手は1人ですがこっちは2人です。その2人が手を組めばもっと楽に身を守れます」
騎士「しかし、それだと全ての破術を集められないな」
魔法使い「そこです。逆に言えば、集める瞬間までは手を組んだ方がいいし、最終的な判断は独占するために殺し合うか、不死を捨てて全員が全ての破術を得るかです。今の戦い方だとその選択肢がない」
禁術娘「つまり、まほクンと組めば、不死は捨てる事になるけど、全ての破術を集めることができる、って事だねェ?」
魔法使い「そうです。そして、不死自体は魔法使いなら別の手段で達成できる」
禁術複製「不死を達成?」
魔法使い「厳密には不死ではありませんが、極限まで死なない形を作ることができる。それを越えて生きたいなら、いつか全ての生命が失われて荒廃のみが残るという『黄昏の後』で永遠に一人で生きる事になります」
禁術娘「みんな死んだ後、誰もいない世界に自分だけ……。それは、生きていて嫌になるかもねぇ……」
魔法使い「そうなったとき、もう破術を教える相手もいない。詰みです。そんなのがいい人生なわけがない」
禁術複製「ちょっと、ぞっとしないねぃ」
魔法使い「ね。その前提なら殺し合わない選択肢があるんです」

#ズレよし
#ちょっとズレてるお人好しども
#破術争奪戦編

追って加筆修正し、以下まとめサイトに掲載します!
https://t.co/4qDFo5YkPa


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