Post-0085

剣士「遺跡の闘技場。なるほど、なぜこの広さが必要だったか、何と戦っていたかが明らかになったな」
術士「つまり、怪物をつないで餌を食わせる檻。あまりにも大きい」
聖騎士女「ついに天啓の時が来たわけだ。私が<衝撃>を授かった理由が……」
盗賊娘「山のような大きさの腐敗したドラゴン……。こんな化け物が……」
術士「おっとブレスだな。<透明防壁>。威力はともかく、この大きさはな」
聖騎士女「だからこその私だろう。皆下がっててくれ。撃つ」
剣士「いえ、下がりません」
術士「そうだね、下がらない。盗賊娘はちょっと下がっててくれ」
聖騎士女「下がりなさい。巻き込んでしまう」
剣士「リーダー、いえ、貴方は我々が引いたら確実を期すために自分を巻き込む威力で<衝撃>を使う。それをさせないためにずっと着いてきたんですよ」
術士「俺は聖騎士女がいい女だから着いてきたよ。だがちょっと俺の手には余るな。ただいい女が世の中から減るのには同意できない」
盗賊娘「みんな……」
剣士「すまないな。だが君も仲間はずれではない。君は我々のマスターピースだ」
術士「聖騎士女が<衝撃>を撃ったらドラゴンの目が落ちる。それを剣士と共に取りに行って破壊してくれ。それができないと奴は復活する。じり貧だ」
盗賊娘「お前は帰れ、って言わないんですか……?」
聖騎士女「悪いが付き合ってくれ。だが、君には生きて達成したい目的があるのだろう?絶対に生き残れ」
盗賊娘「嫌です」
剣士「嫌……?」
盗賊娘「みんなで生き残らないと嫌です」
聖騎士女「はは!欲張りだな!だがそれが冒険者の本質だ。行くぞ!」


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※収録に当たって多少手直ししているものがあります。

Post-0082

盗賊「なあ聖騎士女、地下にも<衝撃>を撃てば楽できるんじゃないか?」
剣士「やめろ。我がリーダーに<加護>を使わせようとするな。<加護>は彼女の判断で使うものだ」
聖騎士女「ありがとう剣士。すまない、盗賊。<衝撃>は減衰する。地中に向けるのは威力調整が難しいのだ」
盗賊「なるほど。威力が下がるのではなく、不要に殺すから使いたくないんだな」
剣士「黙れ。<加護>を探るな」
術士「落ち着け剣士。探っていない。奴はお前と同じ事を考えている」
剣士「あ……すまない。無礼を働いた」
盗賊「いいパーティだな」


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Post-0076

聖騎士女「みな、お疲れ。今回も上手く行ったな。今日は飲んでくれ」
他パーティ「かんぱーい!」
盗賊娘「思ったより収入になりましたね」
聖騎士女「盗賊娘が全ての罠を外してくれたおかげだ。今までなら手に入らないものまで手に入った。本当にありがとう」
盗賊娘「うふふ。みんなの役に立てて嬉しいです」
剣士「盗賊娘君は戦いも十分に強いしな」
盗賊娘「あ、ありがとう」
術士「前が一枚厚くなると安心して術が使える」
剣士「君を紹介してくれた戦士君には感謝にたえないな」
盗賊娘(無邪気な笑みを浮かべる)
聖騎士女「いい笑顔をする」
盗賊娘(赤面する)

(しばらく楽しく飲んでいる)
(酔っ払いが盗賊娘に近づく)

盗賊娘「(伸ばした手をひねり上げて)ごめんね、そういうの、嫌なんだ」
剣士「我らの団員に手を出すという事はそれなりに覚悟があるのだな?」
聖騎士女「私ではなく盗賊娘に手を出したという事は、酔っての狼藉ではないと判断するぞ」
酔っ払い「ひ、ひぃっ……」
術士「斬られる前に謝って逃げな」

盗賊娘「あの人達さ、めちゃくちゃいい人達なんだよ」
戦士「だろ。ちょっとお高いけどいい奴らだと思うよ」


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