Post-0139

勇士「異邦の皆、協力に感謝する。『黄金郷』が消え、我らはついに呪いに打ち勝った」
聖騎士女「全てはあなた方が封印を守り続けてきたからだ」
勇士「重ねて感謝する。そして、我が妹蛮族娘を再度勇者にしてくれた事にも感謝する」
蛮族娘「かーうぉーうー!」
勇士「戦士には申し訳ないが、妹は勇者になった。勇者は群れの意向ではなく、自ら番いを選べる」
蛮族娘「オレ、勇者!勇者、自分で、番い、選べる!」
蛮族娘「オレの、番い……」
騎士「ごくり」
盗賊「ごくり」
僧侶(にこにこ)
魔法使い(手で目を覆う)
猟犬女「……」
聖騎士女「あわわ」
盗賊娘(どきどき)
剣士「ごくり」
術士(にやにや)
戦士「……?」
蛮族娘「もっと、後で、決める!」
全員(ほッ)
盗賊娘「あ、あのね、蛮族娘ちゃん。わたし、卑怯な手はつかわないよ」
蛮族娘「卑怯、しない、偉い。オレも、卑怯、しない!」
盗賊娘&蛮族娘(笑顔を交わす)
術士「聖騎士女が『あわわ』って言う所なんてもう一生見られないな」
聖騎士女「あまりからかうな」
僧侶「私、もしかして生きてて良かったかもしれません……」
盗賊「もしかしなくても生きてるだけですでに良いことなんだよ」

??「事はどうなったのだね?」
ナンバー1「ご報告通り、第三王子は辺境で邪神に出会い取り込まれました。それだけです」
??「王宮に邪神崇拝がはびこっているという噂は?」
ナンバー1「痛みを我慢できない貴族を徹底的に洗って影響範囲は綺麗になっています」
??「つまり?」
ナンバー1「用意したスケープゴートは不要でした。別に使う可能性もあります。温存しましょう」
??「王子を殺したシスターの首を取る、という話は」
ナンバー1「使われなかった以上最初から存在しなかった、という事ですね」
??「まあ自滅してくれて助かった。王子レベルが相手だとどうしても対価に差し出す首が必要になる」
ナンバー1「それを恐れて邪神を放置すれば1人の被害ではすまない。神は人を区別しません。犠牲になる人間が何者であるかも」
??「君を敵に回したくないね」
ナンバー1「神に見放されなければ大丈夫です」

猟犬女「ほら、追いかけっこしなくてすんだんだ、喜んで一杯奢られな」
聖剣部隊「すみません」
猟犬女「ただ、次にあたしを呼んだらおしまいだと思えよ。二度とあたしを地獄に引き戻すな。蓋が開いちまう」

#ズレよし
#ちょっとズレてるお人好しども

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※収録に当たって多少手直ししているものがあります。

Post-0118

聖剣部隊「レディ、任務の優先順位を確認させてください」
猟犬女「レディって柄じゃないね、マムって呼びな」
聖剣部隊「イエス、マム」
猟犬女「最優先は邪神復活の妨害だ。困った事に邪神は今、お人好しの持ってる聖印の中にいる。つまり、すでに現世にいる」
聖剣部隊「それは危険なのでは」
猟犬女「危険だからあたし達が呼ばれてるんだろ。封印の聖印を持ってる奴は十分強いが、万が一を許せるほど安全な問題でもない。これは殺してでも達成しろ」
聖剣部隊「イエス、マム」
猟犬女「あとはフレキシブルだ。贄は現地調達だろうし、それも邪魔したい。あとは豚を引っ捕らえる事だね。おそらく豚を守るのは当代名高い銀騎士様。そいつはあたしに任せな。足りなかったら全員でかかる。何かで無力化できれば理想だがおそらく無理だね」
聖剣部隊「銀騎士……(怯えた雰囲気)」
猟犬女「ある程度以上の相手はどっちにせよ一発貰ったら同じだ。騎士は鎧で動きが遅い。むしろ身軽な装備で手数で圧倒すれば集団で勝てない相手じゃない」
聖剣部隊「集団でかかるのであれば勝機はありますね」
猟犬女「そう、群れでかかるからこその聖犬部隊だよ」
猟犬女「あとは楽勝だ。身軽に密林を踏破し、原住民に見つからず、可能な限り殺さず、そしてできるだけ全員で生きて帰ってくる。できないっていう奴はここに残んな」
聖剣部隊「イエス、マム!」

ナンバー1(できれば殺してくれると話が早いんだが……まあ無理か)

#ちょっとズレてるお人好しども

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※聖犬部隊は誤植ではなく悪口です


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Post-0114

猟犬女「ミッションを説明するよ」
聖剣部隊「はい」
猟犬女「今回の獲物は第三王子、太ったゴミだ。ただし殺すな」
聖剣部隊「我々は政治から独立しているのでは?」
猟犬女「そう、死ぬべき屑だ。が、今回は捕まえて神殿に引き渡す。色々『聞く』事があるからね。あたしの目の届く範囲で殺しは許可しない」
聖剣部隊「処刑部隊の我々が手加減を?」
猟犬女「それが仕事の条件だ。それとも神殿の猟犬は豚一匹生かして捕らえられないと?」
聖剣部隊「いえ。豚一匹手足をもがずとも連れ帰られます」
猟犬女「そうだ、殺せるなら捕まえられる。ただし、自分と仲間の命が危ないときは躊躇なく殺せ。まあそんな事にはならないだろうがね」
聖剣部隊「了解です」
猟犬女「貴族様の足の引っ張り合いで遊んでいればいいものの、邪神信仰に手を出した挙げ句疑われて逃げ出す無能だ。せいぜい楽しんでくるよ」
聖剣部隊「了解です」

ナンバー1(あっという間にまとめやがった。さあお手並み拝見。見捨てるのは心が痛むが、仕方のない事だ……)
ナンバー1(まあ、痛む心などすでに存在しないが)

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Post-0109

シスター「さて、子供達にも納得して貰いましたし、準備でもしましょうか……」
→猟犬女「修道服は動きづらいな……裾を裂くか。いや、裾の裂けた修道服はそれだけで警戒されるな」

聖剣部隊「……?この女が追跡隊を率いる……?この女が?」
猟犬女「あたしらは飼われてる狗だろ。狗は許可なく喋るな」
聖剣部隊「弱い女に率いられるほど聖剣部隊は誇りなきものではない」
猟犬女「ナンバー1があたしを選んだ。ならあたしにしかできない仕事だ。お前らはナンバー1を信じてないのか?」
聖剣部隊「しかし、能力に劣るものに傅くわけにはいかない」
猟犬女「はッ、聖犬どもがほざくな」
(一瞬で聖剣部隊を殴り倒し馬乗りになる)
聖剣部隊「ど、同時に四方向から攻撃が……!」
猟犬女「お前が死ぬのは勝手にしろ。だが猟犬が死ねば飼い主が汚される。マヌケが神敵に殺されないで済むようここで手足を折ってやろうか?」
聖剣部隊「完敗です」
猟犬女「はッ、潔いのは美徳だが、潔くさせられてる時点で失格だ。鍛えな」

#ちょっとズレてるお人好しども

※「聖犬」は誤植ではなく悪口です。

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Post-0108

シスター「お帰り下さい、ここは神聖なる教会。暴力は気配すら許されるべきではありません」
元ナンバー1(まあ聞け)
元ナンバー1「子供のために、十分な金が必要だろう?我々には十分な援助ができる用意がある」
シスター「たとえかつての上司であれ、ここに暴力の気配を持ち込む事は許されません」
元ナンバー1「確かにそれで正しい」
元ナンバー1(が、助けてくれ。国レベルの問題だ。静観するわけにはいかない)」
シスター「貴方が行かれては?」
元ナンバー1「行ければな。」
元ナンバー1(片目片手片足では密林は心許ない)
シスター「他にも適任がいるでしょうに」
元ナンバー1(地の果てまで追い詰めて首を落とす適任者が?)
シスター「……。わかりました。貴方には借りがありますし、国レベルの問題であれば。
シスター(捕まえるまでは保証するが、その先は約束できないよ)
元ナンバー1(子供が聞いているな。わかった、頼む)
シスター(子供に何かあったら、わかるね?)
元ナンバー1「ありがたい、招きに応じてくれるか、シスター殿」
シスター「平和のためでしたら。子供とお話をして、準備をしますので、それでは失礼しますね」

元ナンバー1「何がシスターだよ、殺意はむしろ増してやがるぜ……」

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