Post-0120

聖騎士女「盗賊娘が来てから我がパーティは失敗なしだな」
剣士「今回も盗賊娘君がほとんどの罠を外してくれた」
術士「宝箱に至っては全部成功だからな。並大抵の技術じゃない」
盗賊娘「宝箱も結局は鍵ですから……。役に立てて嬉しいです」
剣士「こんな秘境に大量の黄金が。どこで掘った物だろう……?」
術士「それとも、ここに運ぶ意味があったのだろうか……?全て財貨でなく生き物の実物大の像である事に……。ああ、なるほど。ハメたな聖騎士女」
聖騎士女「はは、ハメてなどいない。大量の財宝と、そしてこの『銀月を掲げる女の像』。これだけが実物大ではない。わかるか?」
剣士「……?正直、わかるのは試練絡みだという事だけです」
盗賊娘「どういう事ですか……?」
聖騎士女「これは宝ではなく、『鍵』であり『封印』だ。つまり、これを台から外した後、死ぬ気で走って逃げる必要があるという事だ」
剣士「……?」
聖騎士女「そして、これを持ち逃げした後、もっと大きな遺跡に挑まなければならない」
術士「勘弁してくれよ……」
盗賊娘「必要なこと、なんですね?」
聖騎士女「そうだ」
盗賊娘「なら、みんな先に逃げてください。私が一番早い。みんなが逃げてからこの像を台座から外します」
剣士「盗賊娘君……!それは駄目だ」
盗賊娘「大丈夫です。この像が必要なんですよね?なら『絶対』持って逃げて追いつきます」
剣士「『絶対』か……」
聖騎士女「はは、ついに巣立たれたな、剣士」
術士「そうだなパパ」
剣士「よしたまえ」
盗賊娘「さあみんな、先に行って……!」

#ズレよし
#ちょっとズレてるお人好しども

追って加筆修正し、以下まとめサイトに掲載します!
https://t.co/4qDFo5YkPa


元ポストはこちら


※収録に当たって多少手直ししているものがあります。

Post-0119

銀騎士「こんな辺境までご足労頂き誠に恐悦至極です」
第三王子「気温が不愉快である。改善せよ」
銀騎士「御意。禁術使い、できるな」
禁術使い「(不意を突かれて)も、もちろん望外の喜び。輿のお背中に失礼します。<凍結>!」
第三王子「速き対応に免じて罰を許す。早く余の望ものを提供せよ」
銀騎士「ご厚意伏して感謝いたします。美食はすぐに。女は申し訳ありません、原住民を見繕いましょう。聖体と供物もすぐに」
第三王子「寄れ」
銀騎士「は」
第三王子(唾を吐きかける)「余が要求する前に用意するのが臣民の務めであろう。戻り次第罰を与える」
銀騎士「は」
第三王子「しかし、働き次第では処遇も考える。務めよ」
銀騎士「もったいなきお申し出。必ずやご期待に添います」
第三王子「そこな術士、湿気も対処せよ」
禁術使い「喜んで。<乾燥>!いかがでしょうか」
第三王子(持っている杯を投げつけて)「余が申す前に対処せよ」
禁術使い「伏してお許しを願い申し上げます」
第三王子「ふむ。励め」
禁術使い「伏して感謝申し上げます」

闘士「手が滑って殴るわけには……いかないな、やるなら殺さんと後腐れになりそうだ」

#ズレよし
#ちょっとズレてるお人好しども

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※収録に当たって多少手直ししているものがあります。