012:魔法使い立つ - ちょっとズレてるお人好しども

魔法使い「君は逃げて!酒場に行けば誰かいるから!」
少女「す、すみません……!」(走って逃げる)
魔法使い「逃げたね……。さて、泣いて謝れば見逃して……くれないよね」
追跡者「……」
魔法使い「あーあ、僕も戦士さんみたいに身体を鍛えてればなぁ……。まあ僕にはセンスがないから無理か」
追跡者(ナイフを舐める)
盗賊「確かにセンスはないな。感覚も鈍い」
追跡者(振り返ろうとしてブラックジャックで昏倒させられる)
盗賊「でもまあ、腰抜けの割には頑張ったよ、お前」
魔法使い「あはは、助かりました」
盗賊「お前の柄には合わないな」
魔法使い「戦士さんなら、そうしたでしょ?」
盗賊「お前はそうしなくてもいいんだよ」
魔法使い「でもまあ、女の子が助かったわけですし」
盗賊「馬鹿、あとで大勢の群れが来た時に吹き飛ばせるのはお前だけだろ。それまで倒れて貰っても困るんだよ」
魔法使い「……。盗賊さんって、実は相当優しいですよね」
盗賊「次に同じ事言ったら昏倒するのはお前だぞ」
魔法使い「あー恐い恐い」


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#ちょっとズレてるお人好しども

※収録に当たって多少手直ししているものがあります。

この記事を書いた人 Wrote this article

如月 翔也 男性